こんにちは。
不登校や発達障害のお子さんと保護者さんのための居場所、Branchコミュニティです。
小学6年生と中学3年生のお子さんをお持ちの方、卒業文集って、どうしていますか?
不登校の場合、書くことが少なく、書きづらいと感じる方が多いと思います。
そこで今回は、卒業文集を書いた人、書かなかった人の体験談や声をまとめました。
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- 子どもが「学校行きたくない」と言い出したらどうするか?
- 学校への合理的配慮の依頼方法
- 母子分離はどのようにできるようになったか、保護者インタビュー集
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卒業文集を書いた人
卒業文集を書いた人の体験談や声をまとめました。
卒業文集、どうするのかなー、何行か下書きくらいできるかなーと思っていたら、文字数きっちり書き上げてきました。
しかも内容は不登校。学校に行かない選択を後悔していない、学校に行きたくない人は家で勉強すればいいと書いていました。
母は色々乗り越えてこの文章を書いた息子を、とても誇りに思います!
これから学校に提出するのですが、これ、掲載してもらえるかな…?
担任の先生がしきりに家に来て、卒業アルバムに載せる個人写真をどうするか、とか、卒業式はどうするか、作文書いて、とか言いに来てました。
結局、家で白い壁をバックに上半身の写真を撮り、データを学校にメールしました。
卒業文集は、息子はパソコンで先に書いてから、原稿用紙に書き写してました。
卒業式は出ませんでしたが、午後、児童がいなくなってから、荷物を取りに行く理由でしぶる息子をなだめながら学校に行きました。
母子とも普段着で行ったのですが、校長、担任など先生方数名が、わざわざ正装に着替えてくださり、校長室で卒業証書授与式をやっていただきました。予想してなかったので嬉しかったです。
卒業証書授与式が終わるとすぐ、担任からその場で作文の手直しが。
息子は自分のことを『私』と書いていたのですが、小学生らしくないとのことで『僕』に直されました。そういうところが個性をつぶすのではと思いましたが(^_^;)
息子(小学1年生11月〜不登校)が6年生になり、ついに来た「卒業アルバム・文集」問題。
買うつもりはありませんが、私としては写真は載せなくても、文集の自分ページには参加できたら良いなと思っていました。
先生からフォーマットをもらい、息子にインタビューしながら完成させましたが…
「文集には載せたくない」との事。
私としてはせっかく完成させたし、疎遠になっていた同級生(+その親)に息子がどう過ごしてきたかを知ってもらいたかった気持ちもあり、息子と話をしてみましたが、息子にとってそんな事はどうでも良い事であり、ただ私の意地や承認欲求なのだと気付かされました。
大切な人と共有できたらそれで良いと素直に思え、自信を持って「完成しましたが、掲載は辞退します」宣言をしてきました。
文集内に書かれた思い出ランキングでは、ここ数年出場していたゲームの大会の事が挙げられた中、「毎日何時間も話しながら遊べる友達ができたこと」と、Branchで出会ったお友達の事がランクインされていました。
そして最後に一言の欄には『楽しかった』と書かれていました…。
一時期は「生きていても仕方ない。生きる意味が無い。死にたい」と泣き、自分の頭を叩いたり壁にぶつけた事もありました。母子分離不安で家の中でも(トイレまで)片時も離れられず、親子で病んだ時期もありました。
そんな息子に居場所ができ、信頼できる大人と出会い、毎日何時間も話しながら遊べる友達ができ、次の目標ができ、小学生生活を振り返って「楽しかった」と思えた。それが本当に嬉しかったです。
色々悩みもがき、それこそアップダウンしながら歩んできましたが、この『楽しかった』で報われた気がします。
まだこの先もくねくね道を模索しながら進む事となりそうですが、後から振り返って『楽しかった』と言えたら良いなと思います。
先日、書き終えました。
担任に、文集を書かない選択肢は?と聞きましたが、NO!と言われ仕方なく書きました。
うちの子は修学旅行に参加したので、そのことを書いたら?と担任に言われました。
本人は不登校になったときの気持ちを書きたいと言いましたが、下書きの締め切り過ぎても書けず、結局私が本人の気持ちを聞きながら不登校の気持ち+修学旅行の思い出を文にしました。
それを下書きの紙に書き、OKが出たら今度は本番の紙に鉛筆で下書きし、マイネームでなぞるという工程があり、なかなかハードルが高かったです。
元々、字を書くのが苦手で、不登校になってからほとんど字を書いていなかったため、すごく時間がかかりました。
終わった時は『これで学校から解放されたー!!』と喜んでました。
学校に対し、もう少し配慮があってもよかったのにと思いましたが、まあ、これもいい経験だったかなと思っています。
卒業文集に関してですが、娘は小6の1学期は登校できていたため、その間に授業中に書いた作文の中から本人が選び、印刷屋さんに文字に起こしてもらいました。
提案は担任の先生からでした。「私の一年間」というタイトルで学校生活を綴る短めの3つほどの作文と、卒業式前に少し登校できた際に書いたクラスのみんなへの感謝のメッセージも最後に添えることができました。
なかなか本人のこだわりもあって作文選びも大変でしたが、新たにこちらで文章を書く必要が無いように配慮して頂けたのは有難かったです。
卒業文集を書かなかった人
卒業文集を書かなかった人の体験談や声をまとめました。
中1の次女が小学校卒業の際に、卒業文集はどうしますか?と聞かれましたが、小4までの私立を辞めて公立に通っていましたが1日も登校していなかったので書きませんでした。
親も書いて欲しいという思いはありませんでしたので迷いなく判断しました。
文集もアルバムも参加しませんでした。
卒業文集は、プロフィールだけ書いたけど、文章とセットじゃないと載せられないと言われたので、ページごと削除してもらいました。
卒アルの後半が卒業文集になっており、息子は原稿を書いていないので、他のお子さんの文章を読んで少し複雑な気持ちになりました。
息子は、今頃になって「なんか書いておけば良かった」と言ってますが。
担任と本人が話し合い、書かない事にきまりました。
担任の先生がいくつも選択肢を用意してくれたので、本人はその中からしっくりくるものを選んだという感じです。
まとめ:書かないといけない場合でも上手く乗り切るコツがある。
いかがでしたでしょうか?
書く/書かない、さまざまに選択肢はあると思いますが、
担任の要望によって、どうしても書かないといけないケースも多いのかな、と皆さんの声を聞いていて思いました。
その場合でも、
- 不登校で過ごしていた時のことを書く
- 修学旅行など、一部投稿していた時のことを書く
- 卒業後に頑張りたいことを書く
- 必ずしもお子さんではなく、親がお子さんの話を聞きながら書く
など、必ずしも子どもが学校の思い出全般を振り返って無理やり書く必要はなく、うまく不登校の卒業文集を乗り越えるコツはあると思うので、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください!
ぜひ参考にしてみてください!