【Branch公式LINE】特典プレゼント中友だち追加

親ができる不登校への対応を8つ紹介~子どもが不登校になったときに知っておきたいこと

こんにちは。
不登校や発達障害のお子さんと保護者さんのための居場所、Branchコミュニティ、保護者ライターの烏龍茶です。

ここ数年、増加する不登校。新聞やニュースでも取り上げられるようになり、不登校が増えていることは知っていても、いざ自分の子どもの不登校に直面すると、親は戸惑い、途方に暮れるものです。

今回の記事では、家庭でできる不登校対応を、Branch保護者の皆さんの経験談も踏まえてご紹介していきます。

オリジナル書籍『子どもが不登校になったら最初に読む本』を、BranchのLINEの友達追加からプレゼント!

下記の内容が分かります◎

  • 子どもが「学校行きたくない」と言い出したらどうするか?
  • 学校への合理的配慮の依頼方法
  • 母子分離はどのようにできるようになったか、保護者インタビュー集


さらに、定期的に不登校や発達障害の子育てに役立つ情報を配信中!ぜひご登録ください。

目次

不登校の現状

はじめに、不登校の現状はどのようになっているのでしょうか。

不登校の定義

文部科学省が公表している調査において、不登校は次のように定義されています。

不登校とは…

  • 年間30日以上、学校を欠席している
  • 何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しない、あるいはしたくてもできない状況にある
  • 病気や経済的理由によるものは除く

不登校の児童生徒数

令和5年度における小・中学校における不登校児童生徒数は、約34万6千人となり、前年度から約4万7千人増加しました(令和6年10月31日文部科学省公表)。これにより、不登校児童は11年連続で増加しており、過去最多になったことが明らかになりました。

これらの結果を受けて、文部科学省は「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」などを打ち出し、各自治体や学校現場において不登校対策に乗り出しているところです。

◆出典:文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」

不登校の原因は?

増加する不登校。果たして、原因はどこにあるのでしょうか。

学校に行きづらくなったきかっけとしては、

  • 友達との関係(いじめやいやがらせ)
  • 先生との関係
  • 学校や授業が合わない

などが挙げられます。

◆参考:不登校のこどもの育ちと学びを支える当事者実態ニーズ全国調査(NPO法人 多様な学びプロジェクト)

不登校の原因は、お子さんや家庭によって取り巻く環境や置かれている状況がさまざまで、明確でないケースも多いです。さまざまな要因が複雑に絡み合っていることもあり、不登校の原因探しは難しい面もあります

また、不登校の間に理由が変化することもあり、不登校初期に原因と考えられていたことが解消・解決したとしても、登校に結びつくとは限らないこともあることは、念頭にいれておくといいかもしれません。

不登校の原因ときっかけについては、こちらの記事もご覧ください。

◆参考:保護者インタビューから見る、多種多様な不登校の原因・きっかけ(NPO法人 多様な学びプロジェクト)

親ができる不登校への対応を8つ紹介

では、いざ自分の子どもが「学校に行きたくない」と言い始めたときに、家庭で取りうる不登校対応にはどんなものがあるのでしょうか。

不登校への対応①:まずはしっかり休ませる

・子どもが「学校に行きたくない」と親に伝えるまでには、学校生活において相当に無理を重ねていることが考えられます。学校生活そのものや人間関係における疲れが見られる場合、集団生活など合わない環境への過剰適応がみられる場合などは、登校刺激を控え、まずはしっかり休むことで、心のエネルギーの回復をはかることが大切です。

保護者

💡 保護者経験談から💡
学校を休ませたほうがいいか判断に迷う場合は、「学校休んだほうがいいよチェックリスト」などを活用すると、客観的な視点でお子さんの様子を観察してみることができますよ。
📖「学校休んがほうがいいよチェックリスト」

参考記事:「学校に来れば元気ですよ」は、そのまま行かせて大丈夫?:登校渋りは子どにとっては「学校に行きたくない」の最終段階 – 本田秀夫先生インタビューより

不登校への対応②:不登校への理解を深める

「学校に行くのが当たり前」という価値観で過ごしてきた親世代にとって、自分の子どもが学校に行かないことは受け入れ難いものです。子どもを責めて追い詰めてしまう前に、不登校に対する理解を深めることは重要です。

・次のような情報が助けになるでしょう。

STEP
不登校の段階表

・「不登校の段階表」は、不登校の始まりからエネルギーが貯まる過程においてよく見られる子どもの行動や、食べる・寝るなどの身辺自立についてまとめられています。お子さんの状況を理解し、寄り添いかたや必要な支援を知ることができます

📖各支援団体で独自に作成されており、インターネット検索などで情報入手可

STEP
不登校当事者の話

・不登校当事者や不登校の子育てを経験してきた保護者の方の話は、参考になることがたくさんあります。子どもとの関わり方や過ごし方を考えるうえでヒントになるでしょう

📖インターネット記事や当事者のSNS、関連書籍など。「親の会」や講演会・セミナーでは生の声に触れる機会も。

保護者

💡 保護者経験談から💡
情報収集は大切ですが、情報検索をし過ぎることで疲れ果ててしまうこともあります。元気があるときに、少しずつで大丈夫です

おすすめ記事:不登校の「親の会」とは?活動内容、メリット、経験談など紹介!
おすすめ記事:【おはようラジオ:27】『学校に行かない君が教えてくれたこと』今じんこさん 〜発達障害・不登校ラジオ〜

不登校への対応③:担任の先生・学校との連携を考える

・不登校の原因が友だち関係や勉強にある場合は、お子さんの様子を学校・家庭の双方で情報共有することが大切です。必要な支援を一緒に考えられるといいですね。

・発達特性や感覚過敏が原因である場合は、合理的配慮を受けられるように相談してみるのもいいでしょう。サポートブックなどの活用も○。

・担任の先生が合わない場合は、養護教諭、教頭先生・校長先生、特別支援教育コーディネーター、SC(スクールカウンセラー)など、窓口を変えてみるのも手です。

保護者

💡 保護者経験談から💡
学校との連携が難しいときには、事務的なやりとりにとどめる時期があっても大丈夫です。「学校への依頼文」フォーマットを活用して、学校との距離感を調整する保護者さんも多いようですよ。
📖「学校への依頼文フォーマット」(NPO法人 多様な学びプロジェクト)

・学校関係者と直接対話することが難しい場合には、SSW(スクールソーシャルワーカー)などの学校外の社会資源を活用し、学校と家庭の橋渡しをしてもらうこともできます。

参考記事:「どうやって子どもの居場所を確保する?」不登校支援:学校や行政との交渉のコツ – Branch保護者会レポート

不登校への対応④:医療機関を受診する

・不登校になると、お子さんの心身が不安定な状態になることは珍しくありません。専門的な意見が聞きたい場合や、気になること・心配なことがある場合は、医療機関の受診を検討しましょう

・起立性調節障害など、気づいていなかった原因が見つかる場合もあります。

保護者

💡 保護者経験談から💡
児童精神科は数が少なく、受診までに時間がかかるのが一般的です。予約が取れても、当日、本人の通院拒否で受診に結びつかない場合も。そんな様子も含めて、相談にのってくれると思いますよ。

医療機関の専門的な意見が、先生や学校を動かす場合もあります。味方が一人でも多くなるといいですね。

不登校への対応⑤:子どもの居場所を探す

サードプレイス(第三の居場所)につながることは、親子ともに安心につながります。教育支援センター(適応指導教室)、フリースクール、放課後等デイサービス、親子の居場所など、学校以外にお子さんが安心して過ごすことができる場所を探してみましょう

・「学校に行きたい」という気持ちを持っているお子さんの場合は、別室登校や転校なども視野に。

保護者

💡 保護者経験談から💡
「自分以外にも、学校に行っていない子どもがいる」という気づきから、元気を取り戻していくお子さんもいるようです。

おすすめ記事:不登校後、家から出ない子が、外出できるようになったきっかけ【体験談】 | Branch

不登校への対応⑥:学習機会の確保

・「学校に行かない」=「勉強したくない」というわけではありません。学習意欲がある場合は、不登校に理解のある家庭教師や個別塾、地域の学習支援など、オンラインも含めて、お子さんに合った学びの環境を探してみましょう

・学校の授業に参加したい気持ちがある場合は、オンライン授業が受けられないか学校に相談してみるのも手です。

保護者

💡 保護者経験談から💡
「多様な学び」と言われるように、教科学習がすべてではないなと感じています。ただ、子どものタイミングもあるので、焦ってあれもこれもと提案して失敗でした。
子ども自身に意欲がわくまで、勉強を手放してみることも○

参考記事:不登校児の「勉強しない」をどう見守る?不登校家庭で実践している取り組みとは – 本田秀夫先生インタビューより

不登校への対応⑦:進路の選択肢を知る

・「学校に行かなくて、この子の将来はどうなるのだろう」という不安は、実は「知らない」ことからきていることも。不登校対応の進学先は増えていますし、将来の進路選択は無限にあります。どんな選択肢があるのか、進学先・進路の情報を集めてみましょう

保護者

💡 保護者経験談から💡
学校の先生が持っている情報は、学校に通っている生徒向けのものだったり、最新でないことも。ちょっと先を行く先輩保護者の経験談や口コミを参考にしたり、不登校支援団体が主宰している進路相談会などに出向いてみるのがおすすめです。

参考記事:発達障害や不登校のお子さんを抱える保護者の方が考える中学の進路について

不登校への対応⑧:親自身の居場所を探す

「お母さんが元気でいること」。これも、不登校を相談したときによくかけられる言葉です。メンタルを維持するためにも、子どものことだけでなく、親が自分自身のことも気軽に相談できる場所を見つけましょう

保護者

💡 保護者経験談から💡
親自身が「ひとりじゃない」って思えることも大切ですよね。こちらの記事も参考にしてみてください。
おすすめ記事:子どもが嫌になる時。自分だけじゃないと知るのが第一歩。 | Branch

参考記事:【おはようラジオ:16】カウンセリングを受けること、場所や方法〜発達障害・不登校ラジオ〜

まとめ

いかがでしたか。

親ができる不登校対応はさまざまです。まとめると、次のようになるかと思います。

心の回復を優先に
 不登校への対応①:
  まずはしっかり休ませる
 不登校への対応④:
  医療機関を受診する

不安を軽減して安心するために
 不登校への対応②:
  不登校への理解を深める
 不登校への対応⑦:
  進路の選択肢を知る

過ごしやすい環境を整える
 不登校への対応③:
  担任の先生・学校との連携を考える
 不登校への対応⑤:
  子どもの居場所を探す
 不登校への対応⑥:
  学習機会の確保

孤立を防ぐために
 不登校への対応⑧:
  親自身の居場所を探す 

不登校対応は、お子さんのタイミングや状態によってベストな対応が変化していく難しさがあります。また、結果として再登校する場合もありますが、「不登校対応」は、「学校に登校させるための対応」ではないし、子どもにとって学校がベストな選択であるとも限らない、ということを念頭においておくと、心の負担が軽減されるかもしれません。

不登校対応は長期戦になることも。

個人的には、

「親も子どもも無理をしない」
「何をするかよりも、何をしないか」
「行動にうつす場合は、元気があるときに」

の3つに気をつけています。

子どもの不登校に悩める保護者のひとりとして、「大丈夫、一人じゃないよ」という言葉を送りたいです。

おすすめ記事:【学年別】不登校のきっかけと対応、利用した支援やその後の変化 – 当事者・保護者インタビュー記事まとめ
おすすめ記事:不登校の子に、親がやって良かった対応、やるべきではなかった対応【体験談】 | Branch

「好き」で安心とつながりを育むサードプレイス

この記事を書いているBranchは、不登校・発達障害のお子さま向けの「学校外で友だちができる」Branchコミュニティを運営していて、以下のような特徴があります。

  1. 「学校行きたくない」という気持ちを抱え、家族以外の人との関わりが減ってしまった不登校のお子さま達が自分の「好きなこと」をきっかけに安心できる居場所や、友達ができるようなサービス。
  2. NHKや日テレなど多くのメディアにも紹介され、本田秀夫先生との対談や、厚生労働省のイベントの登壇実績もあり、サービス継続率は約95%以上。
  3. 小学校低学年のお子さまはもちろん、どんな子でも楽しく参加できるようにスタッフがお子さま一人ひとりに寄り添ったサポートを徹底。

Branchコミュニティ1ヶ月無料体験ができるので、ご利用を迷われている方は一度お気軽に無料体験予約をお申し込みください。

また、不登校や発達障害に関する情報を日々シェアしているLINEも運営しております。こちらも無料ですので、よろしければご登録ください。

【Branch公式LINE】役立つ子育て情報を配信中!

不登校・発達障害がある子向け

Branchコミュニティ

Branchで解決できること

 研修を受け、発達障害の特性にも理解があるスタッフが献身的にサポート

 自分の「好き」から 遊べるイベントが盛り沢山

 特性に沿ったお子さまのサポート方法をスタッフが一緒に考案します

よかったらシェアお願いします!

ライター/著者プロフイール

お家で過ごす小学生2人兄弟のお母ちゃんです。Branchを親子で利用しています。いつのまにか私の居場所にもなって、子ども達のやりとりに癒される日々。金融機関勤務を経て、現在は専業主婦。整理収納が生きがい。長年の夢だったリフォームを実現して、DIYにも手を出したり出さなかったり。好きなことは旅行。計画を立てるときが幸せ♥

会社概要

Company

社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


会社概要

Company

社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


目次