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不登校中の1日の過ごし方は?保護者127人に聞いた、起きる時間・日中にしていること・うまくいっている工夫

不登校中の1日の過ごし方 保護者127人に聞いた、起きる時間と工夫

こんにちは。不登校や発達障害のお子さんのオンラインの居場所、Branchの中里です。

学校に行かなくなって、毎日どう過ごせばいいのか。
朝は起こしたほうがいいのか。ゲームや動画ばかりで大丈夫なのか。
「ほかのおうちは、どうしているんだろう」というご質問を、本当によくいただきます。

そこで、Branchの「質問箱」で、保護者さん127人に聞いてみました。

Branchが保護者さん127人に聞きました(2026年10月20日〜11月4日、Branchの保護者コミュニティと「不登校の親ネット」でGoogleフォームのアンケートを実施。Branchを利用中の方は26人、利用していない方が101人)

先に答えを書くと、こうでした。

  • 平日に起きる時間は「7〜9時」がいちばん多く47%。9時前に起きているお子さんは、全体の6割でした。学年が上がるほど、起きる時間は遅くなります
  • 日中いちばん長くしていることは、動画(82%)とゲーム(78%)。ほとんどのおうちで、1日の中心はスクリーンタイムです。
  • うまくいっている工夫で多かったのは、「起きる・寝る・食べる時間だけはそろえる」「画面を見ている時間は、親が言わずに済む仕組みで決める」。反対に「口を出さず、本人に任せる」ことでうまくいっているおうちもありました
  • 迷っていることで多かったのは、画面の時間、運動不足・外に出ないこと、寝る・起きるリズム、勉強でした

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不登校や発達障害の子どもたちが「好きなこと」を通じて自信がつき、社会とつながることを目指しています。

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目次

回答してくれたのは、どんなおうち?

お子さんの学年人数割合
小1〜323人18%
小4〜634人27%
中学生54人43%
高校生以上16人13%
学校に行きづらくなって人数割合
3か月未満3人2%
3か月〜1年25人20%
1〜3年54人43%
3年以上40人31%
今は通っている(以前行きづらかった)5人4%

行きづらくなって1年以上のおうちが7割を超えています。
始まったばかりの方より、ある程度の期間、家での毎日を続けてきた保護者さんの声が中心です。

不登校中、何時に起きている?

平日に起きる時間人数割合
7時前16人13%
7〜9時60人47%
9〜11時24人19%
11時〜午後12人9%
日によってばらばら15人12%

学校に行っていなくても、半分くらいのお子さんは、学校がある日とあまり変わらない時間に起きていました。
ただ、学年で分けると、ずいぶん違います。

学年9時前に起きている
小1〜387%(23人中20人)
小4〜662%(34人中21人)
中学生54%(54人中29人)
高校生以上38%(16人中6人)

中学生・高校生になると、起きる時間が遅くなるおうちが増えます。
中学生で9時以降に起きていても、それだけで「うちだけ」と思わなくて大丈夫です。

Branchを利用しているおうちと、利用していないおうちで比べると、9時前に起きているのは54%と61%で、大きな違いはありませんでした。

日中は何をしている?

日中いちばん長くしていること(3つまで)人数割合
動画(YouTubeなど)104人82%
ゲーム99人78%
好きなこと(絵・工作・プログラミングなど)39人31%
寝ている・横になっている29人23%
勉強12人9%
外出・習い事・居場所10人8%
その他10人8%

動画とゲームは、どちらも8割前後。
「うちの子はゲームと動画ばかり」と悩んでいる方は多いと思いますが、127人の答えを見るかぎり、それがふつうの姿です。

そのうえで、画面の時間をどう扱うかは、おうちによって分かれていました。次の章で、具体的な工夫を紹介します。

うまくいっているおうちは、どんな工夫をしている?

「1日の過ごし方で、うまくいっていること・工夫していること」には、111人が書いてくれました。いただいた言葉を、そのまま紹介します。

起きる・寝る・食べる時間だけは、そろえる

いちばん多かったのが、これです。全部を決めるのではなく、起きる時間、寝る時間、食事の時間など、1日の柱になるところだけをそろえています。

  • 「昼夜逆転にならないように起床時間、就寝時間は不登校になる前と同じにしている。 食事はリビングでとるようにする。」(小4〜6の保護者さん)
  • 「学校に行かなくても朝9時までには朝食を食べる」(中学生の保護者さん)
  • 「3度の食事は家族と一緒に食べること、お風呂に入り12時前には寝ること」(小4〜6の保護者さん)
  • 「朝起きて、夜眠れている。ご飯も食べている。機嫌も悪くなければOKとしている。」(中学生の保護者さん)

スクリーンタイムは、親が言わずに済む仕組みで決める

ゲームや動画の時間を決めているおうちは、時間が来たら機械が止める、アラームが鳴る、といった仕組みにしていることが多くありました。
親が毎回「もうやめなさい」と言わなくて済むので、言い合いが減ります。

  • 「ゲームは1時間ごとに15分休憩。Switchで自動的に使えなくなるようにしている。延長はしてあげてる。」(小1〜3の保護者さん)
  • 「19時にはパソコンを自動シャットダウンすることで、風呂、夕食の流れが習慣化できている。」(小4〜6の保護者さん)
  • 「ゲーム時間は19:30まででオフラインになるよう設定することで、家族との会話が増えた」(中学生の保護者さん)
  • 「ゲームと勉強の切り替えは、アレクサとスマホにアラームをセットして、交互にやっている。」(中学生の保護者さん)
  • 「散歩にいった歩数でゲームの時間を解除する」(中学生の保護者さん)
  • 「午前中はなるべく画面を見ないで小さな課題、プリント、絵を描いたり、お部屋の片付けなどをして過ごし(通信教育のタブレットはOK)、午後から好きな動画やゲームをしても良いとしている。」(小1〜3の保護者さん)

口を出さず、本人に任せる

反対に、時間を決めるのをやめて、本人に任せたことでうまくいっている、という声もありました。
どちらが正しい、ではなく、お子さんの状態や年齢で合うやり方が違うのだと思います。

  • 「放っておく。規則正しい生活をさせようとしない→本人なりにリズムがあるようです。」(中学生の保護者さん)
  • 「動画やゲームについて、今はそれが必要なことと捉えて可能な限り制限なしで過ごすことで、子どもも穏やかに過ごせています。」(小1〜3の保護者さん)
  • 「朝は起こさない。起きてきて「おはよう」に返事がなくても注意しない。 ご飯ができたらLINEで呼ぶ。 誘いたいイベントはご飯食べに出てきた時に誘う。なるべくほっておく。」(中学生の保護者さん)
  • 「本人のペースで口を出さない方が元気にしていると思います。」(高校生以上の保護者さん)

家の中に、小さな役割をつくる

  • 「夕方の犬の散歩の担当にしています。 時々、朝食のお皿とお弁当箱を洗ってくれます。」(高校生以上の保護者さん)
  • 「風呂掃除は毎日やってもらう。たまに洗濯物を畳んだり、簡単な家事を少しずつやってもらっている。」(中学生の保護者さん)
  • 「留守番中は材料だけは用意しておき、自分で昼ごはんを作って食べてもらっている。好きに作れる事で楽しいと感じている様子。」(小4〜6の保護者さん)
  • 「お昼のお弁当をチンできるプレートに詰め冷蔵庫に入れておくと、自分の分が把握しやすい、自分で出してチンして食べます。」(中学生の保護者さん)

家の中で、一緒に体を動かす

  • 「少しでも体を動かせるように、フィットネス系のゲームソフトを購入して一緒にやり、その後お風呂に入りやすい流れを作っています。」(小1〜3の保護者さん)
  • 「運動不足解消のため、室内で風船バレーをたまにやってる。安いし、家の中でも風船なら安全。」(小4〜6の保護者さん)
  • 「家の中にいる時間が多いので、雨の日以外はほぼ毎日歩きに出ています。これは本人の希望もあって始めてから半年くらいになります。」(中学生の保護者さん)

保護者さんは、何に迷っている?

「困っていること・迷っていること」には、114人が書いてくれました。多かったのは、次の5つです。

スクリーンタイムを、どこまで制限するか

  • 「ゲームや動画視聴の時間を制限していないことが、本当に良いのかどうか」(中学生の保護者さん)
  • 「本人は制限した方がいいと言っているのですが、どこまで制限するのがいいのか悩んでいます。」(高校生以上の保護者さん)
  • 「スクリーンタイムは、視力のために制限しているが、喧嘩になる。」(小1〜3の保護者さん)

運動不足・外に出ない

画面の時間と同じくらい多かったのが、体のことです。視力が落ちた、という声もいくつもありました。

  • 「登下校や校内移動で歩くことがなくなり運動不足になっている。」(小4〜6の保護者さん)
  • 「今は目的のある外出が苦手なので、運動量が足りていません。暑い時期はベランダで夕方日向ぼっこをしていましたが、冬になったらどうしようかなと考えています。」(小1〜3の保護者さん)
  • 「身体面の健康と、精神面の健康のバランスをとるのは、大変に難しいと感じていますし、そもそも、このやり方で良いのかと自問自答する毎日です。」(小4〜6の保護者さん)

家の中でできる運動は、不登校の子どもの運動不足が心配…家で楽しく続けられる運動法とは?にまとめています。

寝る・起きるリズム、昼夜逆転

  • 「明日が来るのが嫌と言い、夜寝ません。」(中学生の保護者さん)
  • 「眠れない、寝たくない、1人で起きているのは嫌のこだわりがあり、昼夜逆転生活を一緒にさせられており親側の負担が大きいです。」(小1〜3の保護者さん)
  • 「無理に起こしても続かない気がするので、基本的に本人に任せている。いい感じになってはまた戻るを繰り返している。」(中学生の保護者さん)

勉強をどうするか

  • 「小学校低学年のため、本人がやる気になれば追いつけるだろうと思ってはいますが、このまま同級生と差が開いていくのも不安です。」(小1〜3の保護者さん)
  • 「勉強は多少やっていると話すため確認はしていないが、どれ程出来ているのか気になるので、その話をした方がいいのか迷っている。」(中学生の保護者さん)

親が仕事で、日中は家にいない

  • 「平日仕事のため、声掛けや対策ができない。」(中学生の保護者さん)
  • 「両親共働きのため、ひとりで過ごす時間が長い事。」(小1〜3の保護者さん)
  • 「昼ごはんの準備が負担。昼休みが自分(親)の休みにならない。」(小1〜3の保護者さん)

仕事との両立は、仕事、辞めるべき?不登校に悩む親の働き方と子どものケアを、経験談から考えるでも書いています。

昼夜逆転は、直したほうがいい?

これも、おうちによって答えが分かれました。
「昼夜逆転だけはしない」と決めているおうちもあれば、無理に起こさず本人に任せているおうちもあります。

無理に起こすのではなく、朝、自然に目が覚めるきっかけをつくっている、という工夫もありました。

  • 「親が朝起きたら、子ども部屋のカーテンを開けるようにしている。一応は、目は覚めるよう。」(小4〜6の保護者さん)
  • 「8時〜9時には「カーテンを開けて光刺激」「気候が良い日は窓を開ける」をします。すると、だいたい、9時〜10時前後には自分で起きることが多くなりました。」(小4〜6の保護者さん)
  • 「ポケモンスリープのアプリを入れてから、朝同じような時間に起きられるようになってきました。(起床すると新しいポケモンが手に入るため、楽しみで起きられる)」(小4〜6の保護者さん)

眠れない日が続く、頭痛などの体調不良が毎日のようにある、という場合は、生活の工夫だけで抱えずに、かかりつけの小児科などのお医者さんに相談してください。

昼夜逆転については、不登校中に昼夜逆転しても安心して。小学生・中学生の親が知っておきたい精神科医による対応方法。で、精神科医の先生の話をまとめています。

1日の過ごし方を考えるときに

127人の答えを読んで、私が思ったことを3つだけ書きます。

1つめは、全部を決めなくていいということです。
うまくいっているおうちの多くは、起きる時間や食事など、1つか2つの柱だけをそろえていました。細かい時間割まで決めているおうちは、少数でした。

2つめは、スクリーンタイムの制限は、親子で決めて、仕組みに任せていることです。
制限するにしても、しないにしても、毎回親が声をかけて止めるやり方は、親も子どもも疲れます。決めたことは、タイマーや機械の設定に任せたほうが、言い合いが減ります。

3つめは、迷っているのは、あなただけではないということです。
「このやり方でいいのか」という言葉は、うまくいっているおうちの回答にも、何度も出てきました。迷いながら続けているのが、ふつうなのだと思います。

親自身の時間を守ることについて書いてくれた保護者さんもいました。

  • 「子供に振り回されないように、自分は仕事や家事をいつも通りして、好きなこともあきらめないようにしている。」(中学生の保護者さん)

まとめ

不登校中の1日の過ごし方に、正解の形はありません。
127人の保護者さんの答えも、起きる時間、画面の時間、親の関わり方まで、おうちごとに違っていました。

それでも、同じ立場の保護者さんの「うちはこうしている」を知ると、自分のおうちで試せることが1つくらいは見つかると思います。
回答してくださった保護者のみなさん、ありがとうございました。

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この記事を書いているBranchは、不登校・発達障害のお子さま向けのオンラインサービス「Branch home+」を運営しており、以下の特徴があります。

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ライター/著者プロフイール

中里 祐次のアバター 中里 祐次 代表取締役

Branch代表
不登校や発達障害のある子ども・保護者向けコミュニティ「Branch」を運営。これまで1,000家庭以上の相談や面談に関わる中で、「学校に行くかどうか」ではなく、「その子が安心して好きなことを育めるか」を大切にしてきました。

子どもたちとの関わりの中で、毎日のように学ばせてもらっています。漫画、アニメ、音楽、自然、登山などかなり多趣味。最近はPodcastで子育てや不登校について考えたことも話しています。

会社概要

Company

社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


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社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


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