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小2から「学校行きたくない」Branchを利用した後の親子の変化 – Branch卒業生インタビュー

不登校のお子さんを持つ保護者の方々は、どんな悩みを抱え、どんなふうにお子さんと関わっているのでしょうか。

発達障害・不登校の親子向けにオンラインコミュニティやメンターサービスを運営するBranchでは、サービスをご利用の保護者のみなさんにインタビューを行い、これまでのご経験を詳しくお聞きしています。

この記事では、現在小学5年生・男の子の保護者の方にお話いただいた内容をご紹介します。

目次

子どものプロフィール

子どもの年齢:11歳・小学5年生
不登校の期間・様子:小学2年の2学期から不登校。現在は部分登校中。
発達障害の診断・特性:診断はとくになし。聴覚過敏など過敏な部分がある。
Branchの利用:小2の冬〜小4の終わりまで。2週に1回Branch roomに通うのを、2年半弱。

今回はお子さんのお父さまにインタビューを実施しました。
以下、文章はお父さまの声です。

マインクラフトを見せてくれる (Branch roomにて)

元々どんなお困りごとがありBranchを利用しましたか?

息子が小学2年生の夏休みあけ2学期に入ってから「学校に行きたくない」と言い出しました。
2学期最初の3日くらいはなんとか行ったけど、4日目から「行きたくない」と意思表示があり休みました。
図工だけとか、昼以降だけ行ったりはしてましたが、学校に対して前向きではない気持ちがあったようです。

そこで学校だけじゃなく、学校以外の社会とのつながりをどう作るかというのを親として考え始めました。

個別の塾や放課後等デイサービスも考えてアプローチしたけど、本人がどうしても馴染めなかったんです。
おそらく「学校の延長線上」のように感じてしまったのだろうなぁ、と。

そこで「彼自身が興味あること」「少しでも前向きに参加できるところ」はないかなと調べていて、インターネットでBranchさんを見つけました。
元々、同じマンションの知人が利用者だったのもあり、申し込みしました。

初めて行く時は嫌がってました。
一番最初に行った時に中里さん(Branch代表)が担当で「ルールはないよ」「自由にしていいんだよ」と言われて、「強制されない」というのが分かったようです。

それでも、最初の1-2ヶ月は絶対行きたいってほどでもなかったです。
思い返すと、2回目の時は雨が降っていて「行きたくない」と言っていました。でも、頑張って行ったんです。
そこで親としても手応えを持ち、2ヶ月後くらいには気持ちも前向きになり「ぜひ行きたい」というような形に変化していきました。

そのお困りごとは解決されましたか?

100%ではないが、Branchに行く前よりは格段に解決しました。

まず1つは、Branchに行く前は外にでかけられなかったんです。「ある特定の人に会う」というシチュエーションを嫌がっていたのですが、中里さんに会いに行けるようになりました。

2番目は今体操を習っているということです。習い事もすべて駄目だったところから、最近は体操の泊まり込みイベントに「弟と一緒に行ってみようかな」と言いだしています
中里さん以外のところでも行ってみようかな、という気持ちになれているのは大きな変化です。

3つ目は、コミュニケーションの取り方が、休み始めは友だちに声かけられると「責められてる」と感じてしまい、刺々しい返答をしていました。怒鳴って返していたり。
そういうのがなくなって、むしろ優しくなりましたね。
友人関係もすごくよくなりました

最近は「学校が好きなんだ」と言っています。

なぜ、そのような変化があったと思いますか?

まず前提として、不登校になった時は、学校以外の世界がなかったんです。
家でもない学校でもない学校以外のところに自分がいても大丈夫な場所がある、というのが大きかったと思います。
社会に参加する感覚というか、Branchが居場所になって彼にとっては成功体験になったんだと思います。

Branchに通えるようになって、体操に行けるようになって、放課後等デイサービスに行けるようになって、と通える範囲も広がったし、学校に行ける時間も段々増えていっています。
枠組みが広がったような感覚だと思います。

「普通に自分もやれるんだ」という感覚ができて、自信もついたんでしょうね。


学校に行っていない間に、自分がやり込んだことで自信がついたのも大きいと思います。
親バカかもしれないですが、彼を見てると、できることがすごく増えたし、学校に行っている同学年の子に比べてもレベルの高いことをやっている部分が結構あるんですね。
マイクラの建築もそうだし、マイクラ内でコマンド作ったりScratchでプログラミングをしたり、IT理解度も中学生以上レベルだと思います。

こういったことはすべて彼の自信につながってると思います。

最近はScratchにもハマってる


Branchはどのように利用していましたか?

「何も決めない」ということだけ決めて使っていました。
「目的を持たない」というのが大事だと思ってまして。

本人が「何しよっかな?」という時「中里さんと話して決めれば?」と返していました。その時自分がやりたいことを自由に決めて良い、というのが彼の特性的に大切なので。
居場所になっていって欲しかったんですよね。

子どもの特性にもよるけど、自分の息子の場合は「環境が整うと自分でできるタイプ」なんです。なので、始める時の障壁がないことがとても大切です。
始めてしまうと、後は独りで自走できます。

「自由じゃない」「強制されている」「学校の延長線上のように感じる」ということが彼の始める時の障壁なので、なるべくそれがない状態にしていきたいと思っていました。

それをするのにBranch roomは最適だったと思います。

お子さんはBranchについてなんと言っていますか?

学校含めて色々な習い事をしていましたが「Branchが1番合ってる」と言っています。

あと「中里さんは親友なんだ」って言っていました笑
これは面白かったので、すぐに中里さんには伝えましたが。

自由度が高いことと、中里さんの好きなこと(ゲームやアニメなど)が彼に近かったんですね。そこで、同じものが好きな目線で、一緒に取り組んでくれる、という形が最も息子には楽だったんだと思います。

今後、お子さんとどんな風に関わっていきたいと思っていますか?

まず、自分の中でBranchは特殊な位置づけだったと。
本当に「ルールを決めない」「何も言わない」「自主性に任せる」という形で通わせていました。
でも、他の場面では「勉強はきちんとやった方がいいよね」など、親として引っ張ってきた感覚が強いんです。

ただ10-20代を見据えた時に、彼が自発的に動けるように、ティーチング的アプローチからコーチング的アプローチにかえていきたいと思っています。

具体的に言うと、昔は学校の宿題もできてなかったら夜持ってこさせて「やりなさい」という形だったんですが、これからはもし宿題をやらないのであれば「『今日はやりませんでした』と自分で学校の先生に説明してね」と伝えています。
自分で判断してね、と。
でも、必要だったら勉強でもなんでも手伝うよ、と。

そうしたら自分でもちゃんとやり始めたんですよね。

自分で絵を書いてアニメーションも作成している


今まさにお子さんが不登校になった保護者さんにメッセージ

前提として、今もうちは完全に登校しているわけではないので、現在進行系で悩んでいます。なので、偉そうに言えないんですが。

学校に行けなくなってしまった直後のお子さんがいたとしても、何かその子自身の良いところがあります。それはもしかしたら、学校という枠組みじゃないところで発揮されるかもしれないです。
それをいかに見つけてあげるか。その良いところに目線を向けるのが大事だと思っています。

人ってどうしても学校に行かないといけないと思ってしまいます。
学校の基準で良いか悪いかになっちゃうことの方が多いと思う。でも他のことで元気になって、結果的にその子の良いところを見つけるって道もあるんですよね。
急がば回れじゃないけど、地に足つけたような、そういう取り組みをしてもいいかなと思います。

もう一個。
時々、自分でも悩むけど、最終的には本人がどんな形でも社会に参加して、本人が幸せに生きられればいいかなって思うんです。
自分の父が立派なサラリーマンで、自分自身も大きい会社に勤めているので「こうじゃなきゃいけない」って世間一般通念のような気持ちが強いんです。
「サラリーマンになる」って思い込みがある。でもそれって苦しいんですよね。

そうじゃない生き方がある、そうじゃない価値観があるよ、って気づくと、自分もお子さんも楽になれると思います。

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Branchでは、発達障害や不登校に関する情報を発信しています。

気になった方は、過去の記事もぜひご覧ください。


ライター&インタビュアー:中里祐次

Branch代表。早稲田大学卒業後、㈱サイバーエージェント入社。子会社の役員など約7年勤めた後にサイバーエージェントから投資を受ける形で独立。自分の子どもがレゴが好きで、東大レゴ部の方に会いに行った時に目をキラキラさせていたのを見てこのサービスを思いつきました。好きなことは、漫画やアニメを見ること、音楽を聞くこと、サウナ、トレイルランニング、かなり多趣味です。Branchの子どもたちに鍛えられて子どもが好きな遊びはたいていできるようになりました。

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