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オンラインフリースクールってどんな場所?デメリットは?選ぶときに大切にしたいポイントとは。

オンラインフリースクール デメリット

こんにちは。不登校や発達障害の子どもと保護者さんのための居場所、Branchです。

不登校の子どもたちの居場所として、また学校に代わる学びの場としてフリースクールが増えています。そんななかでも、オンラインでつながりを持つ「オンラインフリースクール」と呼ばれる場所をご存じですか。

今回の記事では、小学生・中学生を対象としたオンラインフリースクールについて紹介していきます。

メンターや友だちと、安心して「好き」を楽しめる、学校外の居場所。

Branchは、信頼できる大人のメンターと、学校外の友だちと、安心してつながれるオンラインの居場所です。

不登校や発達障害の子どもたちが「好きなこと」を通じて自信がつき、社会とつながることを目指しています。

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目次

オンラインフリースクールってどんな場所?

オンラインフリースクールは、インターネットを使って、自宅にいながら学んだり交流ができる新しい学びの場です。
学校に行きづらい子どもたちの選択肢として注目されています。

法的な位置づけ

フリースクールは、不登校の子どもに対して、学びや体験の機会を提供したり、教育相談などを行っている「民間の施設」です。そのなかでも、オンラインフリースクールは、インターネット上で運営されています。

学校教育法第1条で定義されるいわゆる「一条校」には該当せず、法律上は「学校外の学びの場」という位置づけになります。そのため、カリキュラムや指導内容が国の基準に縛られず、スクールごとに特色ある教育スタイルになっています。

学校教育法第1条

この法律で、学校とは、小学校、中学校、高等学校、大学、盲学校、聾学校、養護学校及び幼稚園とする。

https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/others/detail/1317990.htm?utm_source=chatgpt.com

不登校の子ども達にとって通いやすい一方、法的な学校ではないために、スクールの活動に参加しても学校は欠席扱いになる、成績に反映されないなどの課題もあります。
出席認定や成績評価については、スクールによっても対応が異なることを理解しておきましょう。

こちらも参考に→「出席認定」とは?

学校とオンラインフリースクールの違い

一般的な学校

一般的な学校では、みんなが同じ校舎で過ごし、集団での生活を通して友だちとの関係づくりや社会性を育みます
さまざまな学校行事や活動に、どのお子さんも同じように参加し、学びの内容も国の学習指導要領にそったものが中心です。

オンラインフリースクール

一方で、オンラインフリースクールは、校舎に通わずインターネットを通じてつながるのが大きな特徴です。全国各地・海外からも生徒が集まり、学年やクラスといった枠組みにとらわれない場合もあります。
学びの内容もスクールによってさまざまで、柔軟なカリキュラムが用意されています。

スクロールできます
一般的な学校オンラインフリースクール
①登校スタイル校舎へ毎日登校
通学あり
PCなどで自宅からアクセス
通学なし
リアルの活動拠点を持ち、通学コースと併用できるスクールも
②通っている生徒地域の子ども全国各地・海外
さまざまな地域から参加
③教員
(スタッフ)
教員免許を持つ教員が多い
国の定める基準による
教員経験者のほか、得意な分野で子どもを支えたいと考える有志のスタッフや不登校経験者など
保護者がスタッフとして参加している場合も
④クラス編成1クラスあたりの平均的な人数で学年制を採用
国や自治体の定める基準による
少人数制やマンツーマン対応など、スクールごとに異なる
異年齢混合の場合も
⑤学習内容時間割があり、学習指導要領に基づいた教科学習を行うスクール独自のカリキュラムを導入、学び方や進度も柔軟で、個人のペースに合わせやすい
系列高校・大学のカリキュラムに参加できる場合も
⑥給食決められたメニューを食べる基本的に自宅で用意
スクールによっては、オンライン上でランチ会が開催されている場合も
⑦行事入学式、運動会、修学旅行など
一律に参加を求められる場合が多い
参加は自由な場合が多い
オフラインイベントがあるスクールも
⑧その他地域で通う学校が決められている
担任やクラスメイト、学校風土が合わない場合の選択肢が少ない
転校がしずらい
気軽に体験ができる
時期を問わず、いつでも入学できるところが多い
合わない場合、別のスクールに変更しやすい

オンラインフリースクールの種類と特徴

オンラインフリースクールは、スクールごとに特色が違います。

コミュニケーションツールによる違い

個別対応型

ZoomやGoogle Meetなどのビデオ通話ツールを使って、1対1や少人数で自分のペースに合った学びのサポートを受けられます。リアルタイムで先生やスタッフとやりとりしながら、一緒に学べるところが魅力です。

規模の大きなスクールでは、一人ひとりに専用のプラットフォームが用意されている場合もあります。オリジナルのカリキュラムを組み立てられたり、学びの結果がわかりやすく、成長を実感しやすいなどのメリットがあります。

  • 個別指導なので、大人数でのやりとりが苦手なお子さんでも安心
  • 理解度やペースに合わせて学習を進めやすい

💡よく使われるツール:ZoomやGoogle meetなどのコミュニケーションツール、専用プラットフォームなど

コミュニティ型

DiscordやSlackなどのコミュニティツールで、生徒同士やスタッフと交流しながら学びます。誰かと一緒に勉強したり、雑談を楽しんだりすることができ、オンラインでも仲間とのつながりを感じやすいのが魅力です。

テキストチャットやボイスチャット、画面のオン・オフ、さらにはアバターなどを使い分け、安心できる距離を保ちながら、対面に近いコミュニケーションもできます。

  • 仲間を見つけやすい、つながりができやすい
  • 一度に多人数で活動ができるため、イベントやゲーム会などの企画が豊富
  • 複数のチャンネルがあり、興味のある場に参加しやすい

💡よく使われるツール:DiscordやSlackなどのコミュニティサーバー、アバターを使ったメタバース空間など

目的や場面に応じて、個別対応型とコミュニティ型のツールを使い分けているスクールもあります。

オフライン/オンライン選択型

通学ができるリアルの活動拠点も運営しているスクールでは、お子さんの希望に合わせて、通学とオンラインを切り替えて参加できる場合もあります。

学びの内容による違い

一人ひとりの学びのペースや理解度に応じて教科学習をサポートしてくれるスクールもあれば、教科の枠にとらわれず、探求型の学習を行うスクールもあります。後者では、子どもの好きなことに応じて題材を決めて、興味を深掘りしていくなかで学びを深めていくことができます。

💡よく使われるツール:学校の教科書・副教材、通信教育や通信講座の教材・市販のドリル、教材会社が提供するオンライン教材、動画を活用した学習サービス、スクール独自のオリジナル教材やプログラムなど

運営規模による違い

オンラインフリースクールのなかには、小・中学生向けだけでなく、その後の進学先として系列に通信制高校やサポート校、大学まであるような規模の大きいスクールもあります。

一方で、小規模なスクールは、参加人数が少なく、利用できる時間帯や曜日が限られている場合もありますが、生徒同士お互いを認識しやすく、一人ひとりに寄り添ったきめ細やかなサポートが受けられるスクールもあります。

■おすすめ記事:オンラインのおすすめフリースクール10選!【不登校の子の居場所】(Branch)

オンラインフリースクールを選ぶメリット

オンラインフリースクールの良いところは、通学がいらない・生活リズムに合わせやすい・友だちとの距離感を自分で決めることができるなど、多岐にわたります。

どんなメリットがあるのかみていきましょう。

①通学時間がない

通学時間がゼロになるのは大きな魅力です。
不登校のお子さんは、人混みが苦手、疲れやすいなど、移動そのものに困りごとを抱えていることがあります。交通機関を乗り継いだり、保護者の送迎がいらないオンラインフリースクールは、参加のハードルが低く、お子さんが一歩を踏み出しやすい環境といえます

  • 疲れの原因となる長時間の移動がない
  • 家族の送迎負担も軽減できる

②自宅にいながら通える

自分の部屋やリビングなど、慣れた環境から参加できることは安心につながります。
人の目線が気になったり、教室の雰囲気や人間関係に不安があっても、オンラインであれば距離を保ちながら参加することができます疲れた場合にはすぐに休憩がとれたり、自宅という安全基地で心身の回復をはかりながら参加できるのも良いところです。

  • 休憩時間に自室で落ち着いて過ごせる
  • 周囲の視線をあまり気にしなくて済む

③生活リズムに合わせて参加しやすい

カリキュラムが柔軟で、生活リズムに合わせやすいのもメリットです。
不登校のお子さんは、睡眠リズムが安定せず昼夜逆転をしたり、生活習慣が乱れることも。時間割を選べたり、「この時間帯であればいつでもOK」というように活動時間にゆとりがあれば、自分のペースで無理なく参加することができます

  • 朝が苦手でも無理なく参加できる
  • 体調にあわせて柔軟に対応できる

④自分のペースで学べる

オンラインフリースクールは、一人ひとりの理解度や得意・不得意に合わせて学びを進めることができます。
特に、集団での一斉授業に息苦しさを感じるお子さんにとって、個別のカリキュラムは大きな助けとなるでしょう。不登校をきっかけに学習から遠のいている場合も、さかのぼって復習ができたり、得意科目はどんどん先へ進めたりと自分のペースで学べます。

  • 学年の枠にとらわれずに進められる
  • 自分の興味を深める時間が作りやすい

⑤友だちが見つけやすい

オンラインでは、生徒同士のつながりが生まれやすい面もあります。
さまざまな地域から参加しているので、リアルではなかなか出会えない、共通の趣味や好きなことを持つ仲間や、不登校の気持ちを分かち合える仲間とつながることができます。ネット上でのやりとりは気軽さがあり、リアルでは話しづらい気持ちも共有しやすいでしょう。

  • 年齢や地域に関係なく交友関係を広げられる
  • 趣味が合う仲間を見つけやすい

⑥人との距離感を自分で決めやすい

オンラインでは、コミュニケーションの手段がさまざまであり、自分に合った距離感で参加できるのもメリットです。その日の気分や体調に合わせやすく、人との関わりに不安のあるお子さんでも挑戦しやすい環境といえます。

  • 自分のコンディションに合わせて参加できる
  • いったん離れても、自分のタイミングで参加を再開しやすい

オンラインフリースクールを選ぶデメリット

良いところがたくさんあるオンラインフリースクールですが、オンラインならではのデメリットもあります。

①学習の遅れ

オンラインフリースクールでの学びは、自由度が高い反面、自主性が求められる場面もあります。計画的に学習を進められないと、学年相当の進度に追いつけないこともあります。将来的に受験などを視野に入れる場合は注意が必要です。

  • 得意分野ばかりに偏り、苦手科目を後回しにするリスクがある
  • テストや学習記録の仕組みがないと、学力の把握が難しい

②コミュニケーションの不足

オンラインでは直接顔を合わせないため、相手の表情や仕草を読みとりづらいことがあります。また、テキスト中心のやりとりは、誤解が生じたり感情がうまく伝わらないことも。
パソコンやタブレットの操作が苦手だったり、オンラインでのやりとりにあまり魅力を感じない場合は、友だちづくりやコミュニケーションがスムーズに進みにくいこともあります。

  • 文字のやりとりだけだと温度感が伝わりにくい
  • デジタル操作に慣れるまでコミュニケーションが大変になることも 

③社会性が育ちにくい

学校生活では、集団行動を通じて協調性や社会性が育まれます。たとえば、教室のなかで起こるクラスメイトとの助け合いやケンカは子どもの成長の糧になりますが、オンラインフリースクールによっては、こうした学びを経験するチャンスが少ない場合があります。

  • 学校行事や部活動のような集団活動が経験しにくい
  • 人と触れ合う機会がリアルよりも少ない

④出席認定や成績評価がされない場合がある

オンラインフリースクールは「学校外の学びの場」であるため、活動に参加しても在籍校の出席日数として認められないケースがあります。また、学習への取り組みが成績に反映されないこともあります。
出席認定や成績評価を受けるには在籍校との交渉が必要で、校長先生の裁量に委ねられることも少なくありません。

  • 進路選択によっては、出席日数や内申が必要なケースがある
  • 取り組みが評価されないことで、子どものやる気がそがれてしまうことも

「出席認定」とは?
不登校の子どもが増えていることを受けて、国による支援も少しずつ広がっています。
一定の要件を満たせば、フリースクールなど「学校の外での学び」も、在籍している学校の出席や成績として認められるようになってきました。
自治体や学校が協力してくれるケースも増えていますが、それでも保護者の手続きや対応の負担は、まだ軽いとはいえないのが現状です。

出典
「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日
別記1:義務教育段階の不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて
「不登校児童生徒が欠席中に行った学習の成果に係る成績評価について(通知)」令和6年8月29日

⑤運動不足

オンラインで学ぶスタイルは、どうしても座りっぱなしになりやすく、運動不足になりがちです。登校型の学校なら通学路を歩いたり体育の授業に参加したりと自然に体を動かす機会がありますが、意識的に運動を取り入れないと、体力低下や健康面のリスクにつながることもあります。

  • 生活のほとんどが家の中で完結し、外出する機会が少なくなる
  • 長時間にわたるパソコンやタブレットの操作が健康にもたらす影響

⑥リアルな体験の機会を確保しにくい

オンラインでは、画面を通した目や耳からの情報が中心になるため、実際に手で触れたり、体で感じたりするリアルな体験は少なくなりがちです。教室の雰囲気や、学校行事ならではのスケール感を味わう経験は、オンラインでは限られてしまうことがあります。

  • 校外学習や工場見学などの実地体験が少ない
  • 五感を使って感じるような体験的な学びが限られる 

デメリットを解消する考え方やスクール選びのコツ

オンラインフリースクールには、さまざまなデメリットがあることも事実です。とはいえ、それらも見方を変えれば、必ずしもマイナスではありません

どんな点に気をつければよいのかスクール選びのコツも踏まえてみていきましょう。

①学習の遅れへの対応

POINT
勉強への向き合い方を見直す

勉強への苦手感が不登校の原因になっている場合は、無理に学習を進めると、お子さんを勉強嫌いにさせてしまうこともあります。また、お子さんの状態によっては、心の回復を優先する時期かもしれません。お子さんの様子をじっくり観察することが大切です。

・好きなことを通じて「楽しい」と感じているときこそ、学びが深まっていることがあります。結果的に、教科学習での学びが身につくことも教科の枠にとらわれず、お子さんの興味や探求心に寄り添ったプログラムがあるスクールを選んでみるのもおすすめです。

POINT
学習メインで検討する

学習の遅れを取り戻したい、受験に備えたいなどの明確な目的がある場合は、学習を手厚くサポートしてくれるスクールがおすすめです。

わからないところをいつでも質問できる環境や、きめ細かなフォロー体制があるかなどが確認ポイントになってきます。自己管理が苦手なお子さんでも、自主的に取り組めるシステムがあると安心ですね。

②コミュニケーションスキルの習得

POINT
将来に必要なスキルを身につける機会ととらえる

・現代の社会では、インターネットを通じたコミュニケーションは欠かせないものになっています。ときには思いがけないトラブルが起こることもありますが、大人の見守りがある安心できる環境で経験を重ねることは、ネットリテラシーを育てる良いきっかけにもなります。

実際に使われているツールを体験できたり、ネットマナーやデジタル操作を学ぶカリキュラムがあるか確認してみるといいですね。

ネットリテラシーとは?
インターネット上での情報の受け取り方や発信の仕方、マナー、トラブルに巻き込まれないための知識や考え方のことをいいます。

POINT
段階的にコミュニケーションに慣れていきやすい

・不登校のお子さんは、集団が苦手だったり、人とのやりとりに不安を感じることがあります。オンラインでは、画面をオフにしたりチャットだけで参加したりと、安心できる距離で人と関わる練習ができます。自信がついたら、少しずつコミュニケーションの幅を広げていくなど、スモールステップで対人関係を学ぶことができます。

親子で一緒に参加できる機会や、定期的な交流イベントがあるかも、スクール選びでは大切なチェックポイントになります。

③社会性の育ち

POINT
社会性を育むまえに、自己肯定感を大切にする

・不登校のお子さんは、学校生活のなかで傷つき体験をしたり生きづらさを感じているケースがあります。無理に集団のなかに戻そうとすると、社会性を身につけるどころか、自己肯定感をさげてしまうことがあります。

不登校に理解があり、お子さんが安心できる居場所のようなスクールがおすすめです。不登校経験があるスタッフがいたり、カウンセリングなどの相談サポートがあるとさらに安心です。

POINT
社会性はオンライン上でも育まれる

・オンライン上でも、相手の気持ちを想像したり、自分の思いを伝える経験を重ねることで社会性は伸びていきます。日常の何気ないやりとりや、ゲームや遊びを通じたコミュニケーションも十分な体験になります。マンツーマンでも社会スキルは身につきますが、イベント企画や少人数の交流の場があれば、さらに心強いですね。

・スクール選びでは、スタッフの見守り体制トラブルがあったときのサポート体制も確認ポイントです。子ども同士、お互いの意見や気持ちが言いやすい雰囲気があるかなども確認できると安心です。

④出席認定や成績評価

POINT
オンラインスクールでも出席認定や成績評価が受けられる場合も

出席認定や成績評価を受けたい場合は、出席認定の実績があるスクールを探してみましょう。必要書類のフォーマットが準備されていたり、在籍校との交渉をサポートしてくれたり、保護者の負担がやわらぐかもしれません。

成績評価は、お子さんの意欲につながることもあれば、かえってやる気をそぐことにつながることも
お子さんの気持ちも大切にしたいですね。

POINT
全国各地から幅広い進路情報が集まる

・出席日数や内申の取り扱いは学校ごとにさまざまで、進路選択によっては必要がないケースもあります。まずは、お子さんにとっての必要性や必要時期を把握することも大切です。

・不登校のお子さんの進路は、先立つ情報が安心につながります。オンラインフリースクールは、全国各地から参加者がいるため、幅広い情報にふれられる点も大きな魅力です。保護者同士の情報交換の場が充実していたり、進路サポートが手厚いスクールは心強い味方になってくれるでしょう。

⑤運動不足の解消

POINT
自宅でも運動不足は解消できる

自宅にいながらでも、運動不足を解消する方法はたくさんあります。運動不足が心配な場合は無理のないものから取り入れてみるといいでしょう。
■おすすめ記事:不登校の子どもの運動不足が心配…家で楽しく続けられる運動法とは?(Branch)

POINT
運動プログラムがあるオンラインスクールもある

ひとりで運動を続けるのが難しい場合は、運動プログラムのあるオンラインフリースクールを選んでみるのもおすすめです。定期的に体を動かすきっかけができて、自然と運動が習慣になっていく可能性もあります。

⑥リアルな体験の機会

POINT
オフラインイベント・交流会でリアルな体験もできる

オンラインフリースクールの中には、リアルで参加できるイベントや交流会を行っているところもあります。まずはオンラインでのやりとりで自信をつけて、次のステップとしてリアルな交流にチャレンジできるのは心強いですね。

リアルな体験も大切にしたい場合は、地域のフリースクールと併用したり、通学も選べるハイブリッド型のオンラインスクールを検討してみるのもよいでしょう。オンラインとオフライン、それぞれの良さをうまく取り入れることで、学びの世界が広がります。

POINT
リアルでの体験は、余暇活動や習い事でカバーする

・不登校で学校に行きづらい場合でも、趣味や好きなことでは外に出ていけることがあります。オンラインフリースクールを活用しながら、リアルな体験は、習い事や余暇の活動で取り入れていくのも方法のひとつです。

オンラインフリースクールを選ぶうえで大切にしたいポイント

これまで、オンラインフリースクールのメリット・デメリットを中心に見てきましたが、実際に利用するお子さんや保護者の方が求めることによって、合うスクールは違ってきます

無理なく自分らしく過ごすために、大切にしたいポイントを紹介します。

子どもの気持ちを優先に

オンラインフリースクールを選ぶときには、「子どもが何を求めているのか」を一番に考えることが大切です。居場所が欲しいのか、学習を重視したいのか、あるいは新しい友達とのつながりが目的なのか。親の希望だけでなく、子どもの意思を尊重して話し合いましょう。

  • 子どもの「楽しい」「やってみたい」を大切にする
  • 体験入学をすることでミスマッチを防ぐ

相談しやすいサポート体制

子どもが安心して過ごすためには、スクールとの信頼関係が大切です子どもがヘルプを出しやすい環境であることはもちろん、保護者の方も気軽に相談できるといいですね。

トラブルへの対応だけでなく、お子さんの様子や課題を共有する個人面談や進路相談、カウンセリングなどがあれば、不登校家庭を支える心強い味方になってくれるでしょう。

  • 困りごとが起きた場合の対応(常駐スタッフの人数・経験、相談窓口の多さなど)
  • 個人面談や進路相談はあるか
  • カウンセリングなどのメンタルサポートの有無

保護者同士の横のつながり

不登校は、家庭だけで悩みを抱えてしまいがちで、親も社会から孤立しやすくなります親自身が、同じ悩みを持つ人と家でつながれるオンラインの居場所は、孤立を防ぎ、子どもをより広い視点で支えていくことにもつながります。

オンラインフリースクールのなかには、「親の会」としての役割を果たすところもあります。保護者向けのサポートが充実しているかも、スクール選びのポイントになるでしょう。

  • 親自身の悩みを相談できる場があるか

Branch保護者の考える「オンラインを居場所にする」ということ

Branchは、不登校や発達障害のお子さんや保護者の方を対象とした「オンラインの居場所」です。

実際にBranchを利用されているお子さんは、オンラインでどんなことを学んでいるのでしょうか。また、リアルの場ではなくオンラインを選んだ理由には、どんな背景があるのでしょうか。

コミュニティに寄せられた経験談(一部抜粋)からみえてきました。

保護者

・次男は、一時期、放課後デイに通いましたが、行き渋りもひどく結局行かなくなりました。適応指導教室も、体験で数回通ってみましたが行かなくなりました。長男は、見学すら難しい
本当にお家から出ない2人です。

・人とのコミュニケーションですが、私はオンラインのつながりだけでも、いろいろなことを吸収して成長したなと感じています。ケンカをして仲直りを経験できた(ケンカ別れのままになることもたくさんある)、感情的に書き込む前に距離をとるようになった(書き込んじゃうこともあるけど、その後に「言い過ぎた」と反省する)、など。

・「自分には他人とコミュニケーションをとるときに、こういうクセがあるな」とか、「他人のこういうところがどうも許せない」とか、自分に対する理解が深まって、これはリアルの場に出ていったときも助けになるんじゃないかなと感じています。

保護者

・branchに入って、オンラインゲームをしながら時々雑談、のスタイルが本人にとってちょうどよさそうでした。
コミュニケーション、話し方、振る舞い方など、年上のお兄さんやメンターさんの真似をしたり、観察して、学んでいたようです。

保護者

・圧倒的にコミュニケーションの経験不足なのが心配ですが、今は不安が強いため無理に集団(学校や放課後デイ)に行くのではなく、オンライン・対面問わず少人数または1対1で安心できる関係を作ることからかなと考えています。

接点がオンラインでも、同じ相手と交流が積み重なればいい関係になるし、相手への配慮や、自分の気持ちを伝える方法、仲直りの方法、たくさん学べると思います。

・社会との関わりといっても、いきなり大勢対一人である必要はなくて、1対1で自信をつけてから、自分のペースで少しずつ「社会」の規模を広げていけばいいんだろうなと今は考えています。

保護者

・息子当人が話していたことです。オンラインが得意な理由→距離感がリアルよりある。表情を見られていないから目線とか色々気にしないで気楽になれる。大変な時などさっと逃げられるとか休める(オンライン中断できる安心)。
これらがリアルより繋がりやすい理由なんだそうです。

あとは耳で聞くだけは苦手なので、チャットを使えたり視覚で会話ができることも魅力だそうです。

■おすすめ記事:「Branchに出会ってから少しずつ心を開いてくれるようになり、お友達と遊べるようになったり、地元のフリースクールに通ったりと、自信がついてきた」など、Branch利用後のお子さんとご家庭の変化(Branch)

まとめ

オンラインフリースクールは、不登校のお子さんにとって、自宅からでも安心して学びや人とのつながりを継続できる新しい選択肢です。どんなスクールが合うかは、お子さん一人ひとりの成長やタイミングによっても違います

メリット・デメリットの両方を知り、お子さんが安心して経験を積み重ねるスクールに出会えるといいですね。

「好き」で安心とつながりを育むサードプレイス

この記事を書いているBranchは、不登校・発達障害のお子さま向けのオンラインサービス「Branch home+」を運営しており、以下の特徴があります。

  1. 子どもが安心できるメンターと、1対1で好きなことを好きなだけ楽しむ「好きなことプログラム」
  2. オンラインツールをつかった、学校外で友だちができるコミュニティサービス「好きなことコミュニティ」
  3. NHKや日テレなど多くのメディアにも紹介され、本田秀夫先生との対談や、厚生労働省のイベントの登壇実績もある。

Branch home+無料体験ができるので、ご利用を迷われている方は一度お気軽にお申し込みください。

また、不登校や発達障害に関する情報を日々シェアしているLINEも運営しております。こちらも無料ですので、よろしければご登録ください。

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 特性に沿ったお子さまのサポート方法をスタッフが一緒に考案します

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ライター/著者プロフイール

お家で過ごす小学生2人兄弟のお母ちゃんです。Branchを親子で利用しています。いつのまにか私の居場所にもなって、子ども達のやりとりに癒される日々。金融機関勤務を経て、現在は専業主婦。整理収納が生きがい。長年の夢だったリフォームを実現して、DIYにも手を出したり出さなかったり。好きなことは旅行。計画を立てるときが幸せ♥

会社概要

Company

社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


会社概要

Company

社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


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