こんにちは。不登校や発達障害のお子さんと親御さんのための居場所、Branchコミュニティです。
Branchは
- 「好き」で安心とつながりを育むサードプレイス
をコンセプトに掲げ、発達障害や不登校のお子さんとご家族一人ひとりと寄り添い、孤独をなくす居場所を提供しています。
今回は「なぜ不登校や発達障害の子ども(や家族)に学校以外の居場所が必要なのか」を整理して、まとめていきたいと思います。
一言で言うと「子どもの心の健康のために必要」なのです。
少し長い説明になってしまいますが、丁寧に説明したいと思いますのでお付き合いください。
Branchとは?
Branchは「子どもの疲れた」を癒やすサービスです。
「勉強ができるようになる」「スキルを学ぶ」「成長を促す」サービスではありません。
子どもが風邪になって病院に行く、大人が心の病になり定期的に精神科に行く、どちらかというとこちらに近いです。
子どもが塾に行って教科学習をする、子どもが習い事に行き何かを習得する、ここからは遠いです。
子どものメンタルが回復する時はどんな時か
では、どうやって 「子どもの疲れた」を癒やすのでしょうか?
まず前提として、Branchに来ているお子さんは不登校のお子さん/発達障害のお子さん、が大多数です。この子たちは疲れています。
こちらを見て頂ければ分かるように、Branchに来る前は「死にたい」という発言があったり、心身の不調があったりします。
そして、数ヶ月Branchで過ごすうちに改善されていきます。
では、お子さんのメンタルが回復していった要因はどんなことなのでしょうか?
「お子さんのメンタルが回復した時はどんな時でしたか?出来事や条件などがあれば教えてください。」という質問をBranchの保護者さんたちにしてみました。そうすると下記のような解答がありました。
Branch roomに通い始め、メンターさんに沢山認めてもらい、褒めてもらい、徐々に自己肯定感が高まっていきました。
自分の話を、興味を持って聞いてくれる人がいるという環境も嬉しかったのだと思います。
オンラインで繋がった年上のお友達が「俺学校行ってないし漢字もわからん!」と元気に言っているのを聞いて「俺もー!」ととても嬉しそうに二人で笑っていました。学校へ行っていないのは自分だけではないことがわかり、安心した様子でした。
一年位かけて少しずつエネルギーを貯めてきたように感じます。安心する場で過ごして楽しいことをできるだけして段々と元気になりました。
Branchに入って好きで繋がるという体験も大きかったです。
特にBranch roomに行ってたくさん褒めてもらいながら遊んでもらったこともきっかけになったように思います。
あとは父親が登校刺激をやめて優しく接するようになったことも影響大でした。
好きなことが見つかったこと。
料理をするようになったことがきっかけで、買い物に行けるようになったり、写真を見せて嬉しそうな表情をするようになった。
人に振る舞って、喜んでもらうのが好きなので、褒めてもらったり感謝されることで元気になってきた。
上記は回答の一部ですが、たくさんのヒントがありました。
1.自分と同じような環境に身を置いている子が他にもいると知ることができた(学校に行っていないのは自分だけではない、孤独ではないと思えた)
2.親が登校刺激をしなくなった(自分が嫌だと思っている場所へ、最も安心感を与えて欲しい親に「行け」と言われる苦痛から逃れられた)
この2つは、このアンケート以外でも現場でご家族を見ていると、最もお子さんが元気になる瞬間です。
3.好きなことが見つかったこと
4.自分の好きなことの話を他者に聞いてもらうこと、理解してもらうこと(自分に関心を持ってもらえているという感覚)
5.褒めてもらうこと
他にもお子さんのメンタルが回復した出来事はたくさんありますが、概ね上記のようなことが大きいです。
こういった「子どものメンタルが回復する出来事が起こる環境作り」をしていった結果、今のBranchがあります。
不登校のようにマイノリティーな子は、自分以外の仲間を見つけるには同じような子たちが集まる「コミュニティ=居場所」が必要です。
ですので、Branchコミュニティが存在しています。
保護者の孤独
保護者が登校刺激をしなくなるのは子どもにとっては救いですが、保護者さんからすると非常に難しい決断です。
なにせ、今まで生活してきた環境には同じ決断をした人がいない(少ない)からです。
周りは「学校に行くのは当たり前」なのです。
そんな中、子どものためと思っても「学校に行かない」という決断を下すのは非常に難しいです。
「学校に行っていなくても大丈夫」と思えるように保護者さんがなるまでには、段階を踏む必要があります。
不登校初期は、ほとんどの保護者さんが登校刺激をします。
周りの子は普通にみんな学校に行っていますし、周りの保護者さんたちも学校に行っている子の親なのですから。
「学校に行かない」という選択肢が突如現れ、混乱します。
ご自身で仕事をしている場合は、その調整もしないと行けないため、強いストレスになります。
そこから徐々に子どもの現実を受け入れ不登校を受容するには、子どもと同じように「学校に行かないと決断した保護者が周りいること」は大切なんです。自分だけではないという感覚。
そして、その決断を信じられて、保護者の方々が精神的にも健康な事は、結局お子さんの心の健康にもつながります。
外からは見えづらいかもしれないですが、Branchの保護者コミュニティは、日本では唯一の「発達障害/不登校の親が、オンライン上で自己開示をして、なんでも聞いてなんでも話している場所」です。
一部だけお見せします。
不登校/発達障害のお子さんを育てている保護者の方々は疲れていますし、孤独です。
学校には同じような課題を持っている保護者さんは少数派で、地域によっては学校の中で唯一自分だけが不登校や発達障害について悩んでいるという状況も珍しくありません。
もう一度書きます。保護者さんたちは疲れていますし、孤独なんです。
この疲れを癒やし、孤独を無くす場となっているのが、Branch保護者コミュニティです。
「オフラインの少人数保護者コミュニティ」「講演者が話すのを親が聞くコミュニティサロン」などは他にもありますが、「オンラインで日本中に保護者がいる」「N対Nで相互に対話が成り立っている」「発達障害/不登校の専門的な課題について話し合われている」のはBranchだけです。
子どもにとって最も根源的に必要なもの
私たちは、もしお子さんが疲れているようであれば、その疲れを癒やすことが何よりも大切であると考えます。
勉強や学びよりもずっと大切です。
疲れている時に習い事をして何かを学ぶ、疲れている時に塾で勉強する、疲れている時に行きたくないところに行く、これは子どもの意思を無視しているのであれば、精神的虐待です。
Branchはマズローの図で言う「安全の欲求」〜「承認欲求」までをプラットフォームとして用意し、「やりたい!」と子どもの意思が出てきたら、メンターを通じて自己実現達成までを支援するサービスです。
Branchを始めた一番最初の説明資料の時から「安心→自信→チャレンジ」と書いています
安心できる居場所があり自分のことをそのまま認めてもらえることで、少しずつ自己肯定感を取り戻していき、徐々に「やりたい!」がでてきます。
勉強や学びは「自己実現」へつながります。
それも必要なことですが、「生理的欲求」「安全の欲求」「社会的欲求」「承認欲求」を満たすことが先です。
今の世の中は、このことが逆になってしまっていることが非常に多いです。
子どもは言葉や身体で、保護者の方に伝えてくれているはずです。
「学校に行きたくない」「疲れた」「家にいたい」と。
もしくは「服が着れない」「夜眠れない」「ご飯が食べられない」「癇癪」「親から離れられない」など、言葉ではなく身体で示してくれています。
その場合は承認欲求以下の何かがまだ満たされていないということなので、その場合「勉強」や「学び」や「成長」を促してもダメなのです。
居場所とはなにか
最後に、Branchの保護者さんに
- お子さんを見ていて「これがきっかけで自信がついたな」という出来事はありますか?あれば、具体的にどんな出来事だったか教えてください。
というアンケートを取った際に、素晴らしい回答を頂いたので、こちらを記載して終わりにさせて頂きます。
「Branch」という「居場所」が出来たことです。
(居場所とは)
・安心してありのままの自分で居られる場所
・自分の持つ力を信じることが出来る場所
・自分のやりたいことが見つかる場所
・やりたいと思ったことに挑戦出来る場所
・自分の持つ力を社会に生かせる場所
「好き」で安心とつながりを育むサードプレイス
この記事を書いているBranchは、不登校・発達障害のお子さま向けの「学校外で友だちができる」Branchコミュニティを運営していて、以下のような特徴があります。
- 「学校行きたくない」という気持ちを抱え、家族以外の人との関わりが減ってしまった不登校のお子さま達が自分の「好きなこと」をきっかけに安心できる居場所や、友達ができるようなサービス。
- NHKや日テレなど多くのメディアにも紹介され、本田秀夫先生との対談や、厚生労働省のイベントの登壇実績もあり、サービス継続率は約95%以上。
- 小学校低学年のお子さまはもちろん、どんな子でも楽しく参加できるようにスタッフがお子さま一人ひとりに寄り添ったサポートを徹底。
Branchコミュニティは1ヶ月無料体験ができるので、ご利用を迷われている方は一度お気軽に無料体験予約をお申し込みください。
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