
こんにちは。不登校や発達障害のお子さんのオンラインの居場所、Branchの中里です。
子どもが嫌になる。関わりたくない。目も合わせたくない。
そう思ってしまって、「自分はひどい親だ」と苦しくなっている保護者さんへ向けて書きました。
先に答えを書くと、Branchの保護者コミュニティで同じ相談が出たとき、返ってきた声はこうでした。
- そう思うのは、あなただけではない。親も人間なので、余裕がないときにそう感じるのは仕方がない
- 子どもに腹が立つのは、親のほうに余裕がないときが多い。まず親が自分を休ませる、整える
- 一人で溜め込まず、話せる場所を持つ。それだけで何とかやれている、という人がたくさんいる
この記事では、Branchの保護者コミュニティに寄せられた相談と、それに答えた保護者さんたちの声(原文のまま)、ポッドキャストで話した「イライラしてしまうとき」「親の限界のサイン」の話をまとめました。
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「子どもが嫌いになりそう」と思うのは、ひどい親だから?
Branchの保護者コミュニティに、ある保護者さんから、こんな相談が届きました。
寄せられた相談
最近自分の心の調子が低迷気味なので吐き出させてください。
小3の娘がいます。娘はASDとADHDと併せ持つような、一見元気な女の子ですが小学校へ入ってからは、登校しぶりが始まり。
今は何とか登校していますが、宿題やりたくない、学校行きたくない、この授業はやりたくないなど言って私にストレスをぶつけてきます。
もちろん通級にも入り、以前より学校が居心地悪い場所ではなくなってそうですが。
本人も気を使っているのか、外では我慢して自宅で特性爆発状態です。
2年前、彼女の癇癪などの酷さに家庭崩壊になりかけて以来は私もその時点で初めていろいろ勉強し、本を読んだり本田先生の講演を動画で見たりして。学んだつもりです。
が、障害児としての母親としては自覚が足りてないなと実感する日々。つい普通の子として扱ってしまう。
そして、やっぱり普通の子育てのように一筋縄ではいかないなーと思う出来事があり、なんでうちだけがこんな思いを。。。と思い、
今はもう振り切ってしまい、娘のこと拒絶反応になってます。
何も関わりたくないし、目も合わせたくないと最低な母親と思いながらも、もうやさしく接せれません。
みなさま、投稿を読んでいるととても良いお母様達に感じますが、そんなふうに思うことありますか?
もう正直付き合いきれなくて、嫌いになる一方です。
だって、全然言う事聞かないんですもの😣
この投稿には、たくさんの保護者さんから返事がありました。
「自分も同じだった」という声が、ほとんどでした。
ほかの保護者さんは、どう答えた?
親も人間。余裕がないときは、そう感じても仕方ない
保護者さんの声
お気持ち分かります。私も自分でも酷いと思いながら、娘の癇癪が酷いときは本当に可愛いと思えなくて、嫌いだと思ったり、目も合わせたくないと思うことがありました。
上と下はあまり癇癪を起こさないので、何故この子だけこんなに育てにくいんだろうと思ったり。 顔や態度にはなるべく出さないようにしようとはしましたが、無理な時は距離を置くようにしていました。(それでも腹が立って、ひどい事を言ってしまうこともありました。
後で謝ってはいますが‥。ひどい自己嫌悪に陥ります。)
我が子(小6)は突然学校を拒否して、それ以来相談室以外は殆ど行っていないのですが、学校に行かなくなって家で休ませて、好きなことをやらせて何かを強制することが無くなって精神状態が落ち着いてからは、癇癪の頻度が減ってきたように思います。
年齢による自然な成長のお陰もあるかもしれません。 全てのお子さんに当てはまるのかは分かりませんが、子の成長に応じて、少しずつでも癇癪がおさまってくる事を祈りたいですよね。
上手くまとめられませんが、親も人間なので、自分に余裕がない時はそんな風に感じてしまっても仕方ないと思います。同じように感じることはあります、という事をお伝え出来ればと思いました。
「受け容れられない」と揺れ戻すのは、おかしくない
保護者さんの声
心が疲れちゃいますよね🍵
昨日、私も久しぶりに限界がきて、わぁわぁ泣きました。不機嫌をぶつけられて、我慢して我慢して、なんとか顔にも口にも出さずに距離を取ろうとして、失敗しました。
途中まで頑張ったのに、あと少しだったのに、どうして最後まで抑えられなかったんだろう、と後悔する一方で、なんで私だけが我慢をしなければいけないんだろう、という思いが、どうしても頭を巡ってしまいます。
泣く姿を見せることが、十分に子どもにとってダメージになることもわかっているけれど、私は口にも出してしまいます。「良いお母さん」では決してないですよ。
以前、障害受容の話で、Branchでも書いたことがあるのですが、受け入れたようで受け入れていない、揺れ戻しがあるのが普通であって、悲しみを飛ばしちゃいけない、必要なステップなのだから、といった主旨の記事を読んだことがあります。
だから、受け容れられない、拒否したいという気持ちは、なにもおかしくないというか、なんだろう、うまく言えませんが当然なんだと思います。そういう自分に気づく、というのが大切なんだと思います。
◯◯さんは、そういう自分の状態に気づいて、ここで吐き出している。もうそれだけで、すごい。ご自身の気持ちに、寄り添って、労ってあげてくださいね。
それと、相談先の先生に言われたことです。お母さんも怒っていいのよ、です。ASDがあると、変化を好まない、いつも同じが安心する、ということがあると思うのですが、人というのは機嫌が良い時もあれば、悪い時もあるでしょう?教えてあげられるのは、一番そばにいるお母さんなんですよ。
(と、これは、私は自分に都合の良いように解釈するところがあるので、こういう言い方ではなかったかもしれませんが😅)
なので、たまには怒ったり泣いたりする姿を見せたっていいんだ!と思うようにしています。まぁ限度はあるかも、ですが…(私はたびたび限度オーバーです😅)
優しくなれない時は、癇癪起こしてる子どもに「怒っちゃうよね!お母さんも怒っちゃう!わかるわかる!」みたいに、自分の気持ちも一緒に吐き出しちゃう、とか。これは、今書いていて、自分でも今度やってみようと思いつきました。こんな思いつきで子育てしています。
◯◯さんは、いろいろ勉強されて、ここまで向き合ってきているのですから✨
とても素敵なお母さんだと思います☺️
お互い、頑張り過ぎないように✨🍵🍵🍵
話せる場所があるから、何とかやれている
保護者さんの声
おつかれさまです✨
中2、小6の兄弟の母です。
幼少期から何ひとつ育児本通りにいかず、今でも次男は突然癇癪が起こってやつ当たりしてきたりします。
関わりたくない、ひとりになりたい、、、そんな事ばかり思いながら過ごしてきました。出産したときから、子どもを可愛いと思える日なんて来るのかとずっと疑問でした。
やっと少しだけ肩の力をぬくことができた今、やっとこさ子どもたちが可愛いと思える日が出来てきた、そんな感じです。
全然言うこと聞かないですよね、、、、。日々も将来も不安は尽きませんし、全然良い親ではないですね、、、。
それでも、何とかやれているのは、こうやってお話を聞いてくれたり、相談できる場があるからかなと思っています。
追記:あと、他の保護者さん(Branch以外でも)は上手くできてるのに私だけなんで出来ないの?って子どもが小さい頃から思ってました。
人それぞれにきっと大変なことはあるはずなのに、自分を責めることが癖になってたりします。それは今でもありますね。カウンセリングや服薬しはじめてからは、少しずつ客観的にみられるようになってきたので、そうなった時は心の中で「大丈夫だよ、気楽に行こう」って唱えてます😊
子どもに求めるハードルを下げたら、少し楽になった
保護者さんの声
こんにちは。私も同じく小3娘、特性の診断はついていませんが、ザ・ワガママ児を育てています。
自分が気乗りしないことは一切やらず、親の言うことは簡単には聞いてくれません。
行き渋り~不登校直後しばらくぐらいまでは本当にひどかったです。「そんなに自分勝手に生きたいなら家を出て行って。私はもう無理」と口にしたこともあります。(他にも色々・・ホント酷い母です私(>_<))
気づけば最近は少し落ち着いて、これまで100回言ってもやらなかった歯磨きを20回言ってするようになった感じです。。
学校に行かなくなりストレスがなくなったこと(本人の多少の成長も?)と、私自身もブランチに入会して、皆さんのここでの投稿やsukilogなどを拝見して、子供に求めるハードルが下げられたことも一因かなと思います。(長時間のゲームや、お風呂に入らない日があってもいいやと思えるようになりました。)
あとは私はずっと仕事に逃げているというかそれでバランスを取れている気がしており、自分の性格上、あまり子供に向き合いすぎないくらいがよいのかなと思っています。
なんの参考にもならないコメントしかできずすみませんが、おそらくここは皆、同志ですから、一緒にゆるーく(自分の好きなことをやりながら、)日々の生活を共にがんばっていきましょう。
子どもにイライラしてしまうのは、どんなとき?
Branchのポッドキャスト「おはようラジオ」に、「不登校の我が子にイライラしてしまうことがあります。みなさんはそんなことはありませんか?」というお便りが届きました。
パーソナリティの保護者さん2人の答えは、どちらも「あります」でした。
話してくれたのは、こんなことです。
- イライラするのは、自分に余裕がないとき。仕事や家のこと、ほかの家族のことでストレスが溜まっていると、子どもの行動がすごく目につく
- 「勉強させなきゃ」「ゲームの時間を守らせなきゃ」とイライラしていたときは、自分がストレスや不安を抱えていたときだった。だから、子どもに向ける前に、まず自分のほうを整理するようにした
- イライラして言っても、うまくいかないし何も変わらない。むしろ親子の関係が悪くなると思って、やめた
- 時間が迫って余裕がないときは、怒るより「このままだとお母さんがイライラして運転が危ないから、お願い、早く出よう」と、事情を話して協力してもらう形に変えた
- 親の中にある「理想の我が子」と離れていくことに、イライラしているのかもしれない。一度、手放してみる。最後は「今日も笑ってるな」がいちばんだと思えたら、イライラが減った
子どもはすぐには変わりません。違う人間なので。
変えられるのは、自分のほうだと思います。
▶ 【おはようラジオ#225】不登校の我が子にイライラしてしまうことがあります。みなさんはそんなことはありませんか?
親の「限界のサイン」を知っておく
別の回では、パーソナリティの保護者さんが「自分のお疲れ限界ライン」の話をしてくれました。
子どもが不登校になったばかりのころ、「早く夏休みが来て、学校に行かせなくて済む日が来てほしい」と願っていた。
今思えば、そう願うほどギリギリだった時点で、もう赤信号だった、と。
その後、自分の体も壊してみて、ここまでやるとアウト、という線が分かるようになったそうです。
サインは人によって違います。ラジオで出たのは、こんなものでした。
- いつもならすぐ出てくることが、パッと出てこない(パスコードを思い出せない、など)
- 歩いていて、道が分からなくなる(これは深刻なので、ちゃんと休む)
- 1日に何度も、ぶつかって水をこぼす
もう1つ、パーソナリティの保護者さんが決めていることがあります。
「こんなにやってるのに」「あなたのために」と思い始めたら、もうアウト。
それは自分で決めてやっている自己犠牲なので、やらなくていい、と。
自分のサインを1つ知っておくだけでも、限界を超える前に休めるようになります。
▶ 【おはようラジオ#495】自分のお疲れ限界ラインの見定め方
つらいときは、どうしたらいい?
- 距離を取る。顔や態度に出さないようにするより、無理なときは物理的に離れるほうがいいこともあります
- ひどいことを言ってしまったら、あとからでいいので、素直に謝る
- 自分の気持ちを吐き出せる場所を持つ。保護者同士で話せる場や、カウンセリングも使ってください
- 子どもに求めるハードルを、一度下げてみる
親のしんどさを軽くする方法は、こちらの記事にもまとめています。
▶ 不登校の子どもを持つ親の「しんどい気持ち」をラクにする考え方や具体的な方法
▶ 「もう、疲れた…」不登校児と共にがんばる保護者へ、経験者が語るとっておきのリフレッシュ法10選
気持ちが限界のときの相談先
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電話番号は、2026年10月26日に厚生労働省「まもろうよ こころ」で確認したものです。最新の情報はこちらで確認してください。
まとめ
子どもが嫌になる、関わりたくない、と思ってしまうのは、あなただけではありません。
Branchの保護者コミュニティでも、同じ気持ちを話してくれた保護者さんがたくさんいました。
そう思ってしまう自分を責めるより、まず自分を休ませてください。
そして、話せる場所を1つ持っておいてください。
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この記事を書いているBranchは、不登校・発達障害のお子さま向けのオンラインサービス「Branch home+」を運営しており、以下の特徴があります。
- 子どもが安心できるメンターと、1対1で好きなことを好きなだけ楽しむ「好きなことプログラム」
- オンラインツールをつかった、学校外で友だちができるコミュニティサービス「好きなことコミュニティ」
- NHKや日テレなど多くのメディアにも紹介され、本田秀夫先生との対談や、厚生労働省のイベントの登壇実績もある。
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