不登校時に自信をつけるためには、勉強以外で自分の好きなことや得意なことを見つけることが重要です。
不登校の児童や生徒にとって、学校という環境での学習や社交活動が難しい場合、自己肯定感や自信を保つことは特に重要です。
学力を競争の基準として捉える学校環境において、自信をなくしてしまう子どもたちが多いです。
不登校の子どもたちにとって、学校での学習や評価に対するプレッシャーや比較が大きなストレスとなっていることも少なくありません。
学力の評価や成績だけが自己価値を決めるものではありません。
自信をなくしてしまった子どもたちにとっては、学力以外の面での自己肯定感や自己価値の発見が重要です。
自分の得意な分野や興味のある活動を通じて、新たな自信を見つけることができるのです。
自信を取り戻すためには、学力競争に埋没するのではなく、自分自身が充実感や達成感を感じられる取り組みを見つけることが大切です。
自分が得意なことや興味を持つことに集中し、自分の成長や努力の結果を大切にすることで、自己肯定感が高まり、自信を取り戻せるでしょう。
以下では、学力に囚われずに自信をつけるためのアプローチについて考えていきます。
勉強の遅れを理由に学校に戻れない子どもたち
不登校のお子さんは色々な理由で学校に戻れていないですが、ここでは勉強の遅れが理由で学校に行きたくないお子さんの話をアンケートから記載します。
- 初診で行った眼科の先生に「なんで学校行かないの?」とド直球で聞かれ、「クラスの子には会ってみたいと思うんだけど、今まで全く勉強してないから授業についていけるか不安で行けない」と答えていました。 ごまかしたり嘘をついたりせず、ちゃんと自分の気持ちと状況を説明できたことに驚き、素晴らしいと思いました。 先生は「自分も引きこもってた時期があるから、単純に理由が聞きたかったの。配慮足りない言い方で傷つけちゃってたらごめんね」と謝ってくれましたが、悪意や押し付けみたいな印象はなく、また私たち親にはそんな正直に話してくれなかったのでありがたかったです。
- 息子は友だちには会いたいようなのですが勉強の遅れがあり、学校に行くことに不安を抱いています。私としては無理に勉強するよりも、息子がどんな方法でも良いので自分の自信を持てる方法を見つけて欲しいのです。どのようにして彼に自信を持たせることができるのか、アドバイスをお願いします。
勉強でも勉強以外でも自分の好きなことや得意なことを見つけよう
自信をつけるためには、自分自身の好きなことや得意なことを見つけることが重要です。
勉強だけでなく、他の活動や趣味を通じて自己肯定感を高めることができます。
以下に、自分の好きなことや得意なことを見つけるためのアプローチと具体的な活動例をご紹介します。
- 興味のある分野を探求する:自分が興味を持っている分野やテーマを見つけて、関連する本やウェブサイトを探しましょう。その分野について学び、深めることで自信をつけることができます。
- 異なる活動を試してみる:新しい活動や趣味に挑戦してみることで、自分が得意なことや楽しめることを見つけることができます。デジタルイラスト、音楽、動画製作、手芸、料理など、さまざまな分野で自分の才能を発揮する機会を探してみましょう。
- コミュニティやクラブに参加する:自分の興味や得意なことに関連するコミュニティやクラブに参加することで、同じ趣味を持つ人々と交流し、共通の興味を共有することができます。そこでの活動や交流を通じて、自己成長や自信を培うことができます。
- 自己表現の場を作る:YouTubeやSNSなどのオンラインプラットフォームを利用して、自分の意見や作品を発信する場を作りましょう。自己表現を通じて、自分の強みや才能をアピールすることができます。
- 自分の強みを活かす:自分が得意なことや興味を持っていることを見つけ、それを生かせる機会を探しましょう。学校のクラブ活動や地域のボランティアなど、自分の強みを活かせる場所や活動に参加することで、自信をつけることができます。
自分の好きなことや得意なことを見つけることは、自信や自己肯定感を高めるために重要なステップです。
令和時代の「自分の好きなこと、得意なこと」
ここからはBranchオンラインフリースクールの中から、令和時代の子どもたちの「好きなこと、得意なこと」を記載しています。
Branchでは「子どもたちが自ら手を上げて部活を立ち上げる」という流れになっているのですが、その中で活発な活動(=子どもたちの好きなこと、得意なこと)は下記のようなものです。
- YouTubeでの動画配信
- マインクラフト、ロブロックス、Fortniteなどの中でのゲーム製作
- デジタル環境で音楽を作ること
- デジタルイラストを描くこと
- ゲームが上手であること
- Discordなどのコミュニティ運営
- Duolingoなどのアプリで自分で目標を立てて、学習を頑張ること
他にも、昔からあるものですが下記のような部活でたくさんアウトプットしている子たちもいます。
- 折り紙
- 生物の飼育、観察
- 工作
- 歴史や国の名前などを覚えること
また、ネット上でのコミュニケーションが上手であるということを褒められて自分に自信も持っていく子などもいます。
非常に今どきっぽいですね。
保護者世代では分からないこともあるかもしれないですが、子どもたちが楽しそうに取り組んでいることがあれば、それをひたすらに応援して見守ってあげることが大切です。
今「自分に自信があるな」って思いますか?
Branchを長く使ってくれていて、たくさんのアウトプットをしている子に下記のような質問をしてみました。
変な質問なんだけど、○○くんって今「自分に自信があるな」って思う?
・もし「思う」としたら、それは昔からずっとそうなのか、何かきっかけがあってそうなのか、教えてもらえたら嬉しい
・もし「思わない」のだとしたら、どんな点で自信がないのかな?
ちょっとセンシティブな内容なので、答えづらければ大丈夫です!
その質問に対しての回答はこちらでした。
僕は「自分に自信がある」って思いますかねー
でもずっとそうじゃなくて、自信がない時もありましたね。
みんなができてることができてないとか、周りと比べた時もありました。
でも、不登校になってからひたすら自分の好きなことをやっていて、 自分のできること(マイクラで作品を作るとか動画を作るとか…)は、みんなは普通できないことなんだ!僕ってすごいんだ!ってことに気づいて、 自信がついたと思いますねー。
周りが普通のことできてもそれは別に普通で、でも自分のできることは他の誰にもできないとこだ!っていう風には思っています。
できないことを比べるのではなく、自分の得意なことで自信をつける。
素晴らしいですね。
発達障害や不登校の子の「友だちができる。安心できる居場所」とは?
Branchでも1つの解決策として、不登校・発達障害があるお子さま向けの「学校外で友だちができる」オンラインフリースクールを運営していて、以下のような特徴があります。
- 同じようにお子さまの「発達障害」や「不登校」などで悩まれている保護者の方達がなんでも自由に悩みや困りごとを相談できる安心できるコミュニティや、家族以外の人との関わりが減ってしまった不登校のお子さま達が自分の「好きなこと」をきっかけに安心できる居場所や、友達ができるようなサービス。
- NHKや日テレなど多くのメディアにも紹介され、本田秀夫先生との対談や、厚生労働省のイベントの登壇実績もあり、サービス継続率は約95%以上。
- 小学校低学年のお子さまはもちろん、どんな子でも楽しく参加できるようにスタッフがお子さま一人ひとりに寄り添ったサポートを徹底。
Branchオンラインフリースクールは1ヶ月無料体験ができるので、ご利用を迷われている方は一度お気軽に無料面談予約をお申し込みください。
「学校外で友だちができる」Branchオンラインフリースクール
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発達障害の子どもが「学校行きたくない」と言ったらどうする?登校刺激は避けて、焦らず対応を | Branch (branchkids.jp)
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