発達障害や不登校のお子さんが集まるBranchオンラインフリースクールは、基本的に小学生~中学生のお子さんがいらっしゃっていますが、その弟さんや妹さんもまた不登園になっている場合があります。
そういった際に話し合われた内容をまとめます。
不登園の原因①:入園直後の場合
不登園の原因を考える際に難しいのは「幼稚園/保育園のお子さんは原因を親に伝えることができない」ということがあります。まだそこまで言語能力が伴っていません。
そのため、保育士さんなど幼稚園/保育園で関わっている大人の方に聞くことになりますが、この入園直後というのはまだお子さんを見ている期間も短いため原因を特定することが難しいです。
主に下記のような原因の可能性がありそうです。
- ママ・パパと離れたくない。家から出たくない。
- 見通しの立たない場所が苦手、怖い。
どちらにせよ「環境の変化」への対応がまだできていないという状況です。
そういった際は「まずはお子さんに共感して、受け止める」「どんな場所か、今日はどんなことをするのか、など詳細に見通しが分かるようにする」という対応をすると良いです。
不登園の原因②:慣れた後の場合
入園から時間が経ち、お子さんが幼稚園/保育園に慣れた後の場合は様々な原因が考えられます。
- 他の子に追いかけられて嫌がっている(好意を持たれ、ずっとついてくる子がいる)。逆に「よく叩いてくる」など、嫌がる行為をわざとしてくる子がいる。
- お昼寝の時間が苦手など、特定の時間に苦手意識がある。
- イベントごとでの発表が苦手。
- 先生、保育士さんとの相性が悪い。
他にも様々な原因があるかと思います。
こちらもまずは保育士さんなどまずは現場にいらっしゃる方に相談して、原因を確認しましょう。
その上で「お子さんの気持ちを受け止める」という姿勢を取った上で、「これはちゃんと休ませた方がいいな」と保護者の方が思うようであれば休ませた方が良いです。
ここから先はBranchのオンラインフリースクールの中で取ったアンケートや、不登園に関するやり取りを掲載します。
不登園になった経験はありますか?あったとしたら、どのような経緯でなりましたか?
- 娘は、年長の運動会(10月)くらいから行き渋りが始まり、クリスマス会も欠席しました。年が明けてからも、ほとんど登園せず卒園式を迎えました。 おそらく、大勢の人の前で何かを発表するのが辛かったのだと思います。また、年中までは遊びがメインだったのが、年長の後半になると就学を見据えたプログラムが組まれ始めたのも、行き渋る原因だったと思います。 画一化された教育方法が、幼稚園や保育園に下りてきていることに危機感を持っています。
- 毎日行き渋りはありました。 泣いてる息子を門で先生に抱えられて行ったり、脱走してしまったこともありました。 一時いじめもあったので、それも原因だったのだろうと思いますが、あとから知ったので胸が痛かったです。
- あります。本人のSOS信号は年中から受け取っていたのですが、夫にも親族にも理解してもらえず、私も夫に抵抗する勇気がなくて無理やり登園させていました。年長の冬、自殺未遂をしました。私も決死の覚悟で、こどもを守ることを決意しました。
- 年長の夏休みお泊まり会前日から目のチックがでて、秋の運動会翌日から不登園になりました。本人によると、自由時間にすることない(何をしたらいいかわからない)、友達がパンチしてくる(戦いごっこ)、先生が話を聞いてくれない、子どもがうるさい、等。 卒園前のお菓子メーカー工場見学だけは行って楽しかったようです。
「幼稚園は行かないけどやめたくない」
皆さん、こんにちは。 ちょこっと愚痴です。
ASD5歳娘の「幼稚園は行かないけどやめたくない」が続いて、いまの中途半端な状態がとっても辛いです。 幼稚園から電話もらっても、行きたくない気持ちは変わらないし、電話来るだけで気持ちがぐったりです。 ほぼ登園してないのに毎月お金だけ払ってる感じでそういうのもモヤモヤの原因で…でも本人はやめたくないというから退園も出来ず
幼稚園以外の楽しめる何かを見つけたら良いのかなぁと思いますが未就学児だとBranchのような居場所もなくて。
兄妹の衝突もあり、最近はまた娘が息子に叩いたり噛みつくようになってそれも疲れてきました
こんにちは
我が家も『幼稚園に行ってないのに保育料のみ払い続ける』が2年ほど続いたと思います。毎月保育料をお支払いしに1人で園に行き、『どうですか?』『いやぁ〜まだ登園は難しそうです』のやりとりだけで終わるの事になんともいえない気持ちになりました。
その間、受給者証を取得し、月に8回程療育には通っていました。個別運動系、個別のお勉強系、いわゆる作業療法系の3カ所です。 モヤモヤしますよね
個別で楽しく遊んでくれる様な療育がお近くにあれば良いのですが…
ありがとうございます
○○さんは2年もこのような状態だったんですね
療育は月一回受ける予定ですが、なんだか子供達の対応におわれて自分のパワーがなくなってきました〜
最近、娘はBranchの子達に助けてもらっていて。 昨日今日は息子が参加していたカオスフォートナイトに入れさせてもらいました。参加されていた皆さんありがとうございました
不安に思ったりご迷惑おかけしてしまったお子さんがいらしたかもしれません。何かあったらお知らせ下さい
分かりますパワー無くなりますよね
何とか頑張れる時、ご飯食べさせるだけで精一杯の時、色々です
『まずはお母さんが息抜きして元気にならないと』ってフレーズも良く聞きますが、全くその通りだけど元気になれる様にする余裕すら無いよ〜って時もあったりします。
そんな時、まぁまぁ焦るんですけど笑、尊敬する方より、『焦ってみても、とりあえず食べるだけ食べて後は放置しても,結果は大して変わらないから、肩の力抜いてのんびり行くのが良いよ』とアドバイスをもらいました。 パワーが無い時、そのお言葉を思い出す様にしています。
何のヘルプにもならずスミマセン
ただただ共感です。
ただただ共感です。 先ほども「あ、もうこれは限界だ」と。家の中にいては緩める場もないのでとりあえず家を出たのですがお茶したい気分でもなく、ただただ近所をウロウロし、ドラッグストアに寄り帰ってきました。
そしたら喧嘩してピリピリしてるのも落ち着いてました。やれやれ、、、 まだ長い時間留守番をさせることは無理なのでなかなか時間が作りにくいですが、こりゃダメだと思ったら5分でも10分でも外の空気吸おうと思います。
わかりますー お茶したいとか、そんな気分にもなれず。毎日最低限の家事をして、それ以外は子供達に全てを捧げております。 私は息抜き下手すぎて。 この前息抜きの旅行へ行きましたが、外出&移動が苦手な息子にハラハラ…超癇癪持ちの娘にドキドキで、私自身が体調を崩し帰宅しました
24時間気持ちが休まる時はなくて、常に子供達の顔色をうかがい
先回りしようと対応に追われ毎日ぐったりして終わります。 いつか、あんな時もあったなーとお茶出来る日が来ますように!
我が家の長男は、幼稚園を年中の途中で退園しました。 退園後は、児童発達支援(療育)にお世話になりました。 児発に通うようになったものの、暑いから外に出たくない等の理由で、時折休むことはありました。
思い返すと、その当時は弟(2歳)の攻撃が物凄かったです。 ずるい、ずるいとよく言っていました。 外で頑張っていたんだと思います。
当時は暴言が凄かったので、弟の心に影響を及ぼさないか も心配。主人と弟は別の場所で暮らした方がいいんじゃないかと考えていた時期もある程でした。
不登校になり、ほぼ家に居るようになった頃から、弟に優しく接することが増えました。心に余裕が出来たのかな
今も兄弟喧嘩は耐えませんが、結構仲良しな日もあります
長男5歳の時、私が盲腸でダウンし、即入院でした。
何故だか、ほっとしたことは今でも覚えています。
私には、子どもたちと離れる時間が必要で、身体が知らせてくれました。
それと、自分が頑張り過ぎてたこと、私が居なくても何とかなるんだな!と、どこか吹っ切れた自分がいました。 それと、長男には好きな場所が一つあれば大丈夫!と、私自身にずっと言い聞かせてきました。
我が家の話ばかり、すみません。
妹さんがブランチの仲間たちと過ごせて、周りの子も受け入れてくれて とても素敵だなと思いました
はじめまして
こんにちは。 ○○さんのコメントを見て、
>子供と離れる時間
>自分が頑張り過ぎてた
今まさに私が 子供と日々格闘している中で 必要なのかなぁと感じることだったので 思わずコメントさせてもらいました
辛い経験を沢山されて その中で自分を見つめ直す事ができるって凄い事ですよね
ついつい子供の事でいっぱいで、自分の事は後回しになってしまうので
何度もスミマセン
『24時間気持ちが休まる時がない』にものすごく共感して…
○○さん、息抜きが下手なのではなくて、今は息抜く時が本当に無いんだと思います。
私は今、親のサポートもあって、24時間、何をしていても緊張状態です
息抜かないと続かないのも分かってるけど、状況がそうさせてくれない…
きっと、お互い、ピークが過ぎれば、息抜き出来ると思います♡
状況がずーっと同じって事は無いと思いたいです
まとめ
お子さんの不登園の対応に追われ、保護者自身が体調を崩される場合があります。
「ちょっと休む」もすごく難しいのは分かりますが、上記の保護者さんのように「外に5分だけ出て散歩する」など少しでも良いので気を休める方法を見つけられるといいですね。
発達障害や不登校の子の「友だちができる。安心できる居場所」とは?
Branchでも1つの解決策として、不登校・発達障害があるお子さま向けの「学校外で友だちができる」オンラインフリースクールを運営していて、以下のような特徴があります。
- 「不登校」や「発達障害」で悩まれている保護者の方達がなんでも自由に悩みや困りごとを相談できる安心できるコミュニティや、家族以外の人との関わりが減ってしまった不登校のお子さま達が自分の「好きなこと」をきっかけに安心できる居場所や、友達ができるようなサービス。
- NHKや日テレなど多くのメディアにも紹介され、本田秀夫先生との対談や、厚生労働省のイベントの登壇実績もあり、サービス継続率は約95%以上。
- 小学校低学年のお子さまはもちろん、どんな子でも楽しく参加できるようにスタッフがお子さま一人ひとりに寄り添ったサポートを徹底。
Branchオンラインフリースクールは1ヶ月無料体験ができるので、ご利用を迷われている方は一度お気軽に無料面談予約をお申し込みください。
「学校外で友だちができる」Branchオンラインフリースクール
不登校について、他にも下記のような記事があります。
・「学校行きたくない」完全不登校になる前にできること:先輩ママ・パパのアドバイス集
・いじめもなく、理由があるわけではなく、それでも「学校に行きたくない」時にどうすればいい?