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「学校が嫌だ」という小学生。不登校になる前にできること。

お子さんから突然の「学校が嫌だ」という言葉。
保護者の方からすると、びっくりしますし「もし不登校になったらどうしよう」と心配されると思います。

今回はそんな「学校嫌だ」と言われた際に、どのように対応していけば良いかまとめていきました。

目次

小学生低学年:学校が嫌な理由

お子さんの年次が低い場合は、そもそもの発達段階として

  • 気持ちや理由の言語化がまだ難しい

という場合が多いです。

「学校が嫌なんだ」
「なんで?」
「分からない…」

こういう場合、無理に問い詰めるのではなく、言語以外のお子さんのシグナルに注目することが大切です。

  • お腹が痛い
  • 服が着られない
  • 夜眠れない

などの身体症状が先に出ている場合があります。

こういったときは原因を追求しようにも、言葉にするのが難しいので、まずはお子さんの体や表情を見て休ませてあげましょう。

小学校低学年:その他の理由

Branchの保護者さんから過去に出てきた、小学校低学年のお子さんの「学校が嫌な理由」をいくつかご紹介します。

先生が怖い

「小学1年生の始めに、担任の先生からみんなの前で激しく怒られることがあって、それ依頼先生が怖くて学校にいけなくなりました。更にそれ以降家族の前以外では話せなくなり、ずっと緘黙が続いています。」

学級崩壊

「小学二年生になった際に担任が男の先生に変わったのですが、その先生が怖いようです。
人気の先生で私(お母さん)としては「やったー!」と思ったんです。

サッカーの男の先生とかは大丈夫なので、なぜその先生が怖いか分かりづらいのですが、声が大きいとか、断定口調で話すようなところがあるので、そのあたりをセンシティブに感じているのかもしれません。

だんだん自信がなくなってきて、朝になると泣くようになりました。
行き渋りの最初の頃は少し家を出ていました。でも、途中で帰ってきたり。

去年は女の先生だったんです。4月に病気でやめてしまい、その後担任が見つからず副校長がやったりなどの経緯がありました。その経緯の中で学級崩壊みたいになっていきました。

息子も暴れ放題で、もともと友達にちょっかいを出す方で、毎日のように学校から電話がきたりしました。他のお母様からすごい怒られたりもしました。

そこで時間が空いているお母さんたちが教室を見に行く、という流れになりました。そういった環境の中で息子は学校に行くのが怖くなっていき、今年の5月くらいは私(お母さん)から離れられない状態になっていきました。」

幼稚園(保育園)と比較して「自由がない」と感じる

「入学当初から行き渋りがありました。
保育園との環境の変化を感じ取ったようで『学校は好きなことしちゃいけないんだって』と言っていました。
今は毎日登校するが、最初の1時間くらいお母さんが付きそうこともあります。」

「字がうまく書けない」などの理由で授業が苦手:LD(学習障害)疑い

「十分きれいに字が書けていても、細かい点が自分の思い通りになっていないことなどが気になるようです。
比べられたり、同じことを同時にやらされることがあまり好きではないかもしれません。本人は失敗したり、遅れたりすることをすごく気にしているようです。」

「字書けないです。書くのにすごく苦労しています。スマホからは書けるんですけどね。漢字が複雑になると難しいようです。それで授業に出るのが嫌で廊下で本読んだりしてます。
毎日友達来てるので、人が嫌いなわけではないらしいです。」

小学生高学年:学校が嫌な理由

小学生高学年以降だと、学校が嫌な理由を本人が話してくれる場合が多いです。
下記に理由を記載していきます。

1. 勉強について行けない、勉強がプレッシャーになっている

この年代で多いのが勉強です。低学年ではそこまで大きな理由になりにくいのですが、中学受験が見えてきて、勉強を本格的に始めるお友だちが増えてくるなど、環境の変化がプレッシャーになってきます。

学年が上がるにつれて、授業そのものの難易度が上がってきたり、宿題の量も増えてきたりと、勉強自体の負担があがってくる時期でもあります。また学校によっては、授業時間が増える場合もあります。

この「勉強がプレッシャー」であるという理由により「学校に行きたくない」となる場合が多いのが高学年の特徴です。

2. 人間関係、いじめ、異質なものの排除

また、人間関係が理由で行き渋りが始まりやすいのも、小学校高学年以降の特徴でしょう。

「仲良しグループ」というものが明確にでき始め、それゆえ「このグループに所属し続けるにはどうすればよいか?」という思考が生まれ始めます。

グループへの所属から外されたり、今まで共有してもらっていた話が自分にだけ届かなかったり、といった経験がお子さんのストレスになります。

また、明確に「いじめ」が登校渋りの原因となるのもこの年代からです。

悪質ないじめももちろんありますが、周囲は「ただのいじりだった」というつもりでも、本人は「いじめられた」と感じて悩んでしまうことも非常に多いです。

いつもと違う服を着ている、1人だけ馴染みのない服装で学校に来た、清潔感がない、生活環境がみんなと違う、など些細な違いを「いじり」のつもりで指摘するなど、「異質なものを排除しようとする行動」が生まれだす年代です。

また、この年代は、いわゆる「お受験組」とそうでない子どもたちでグループが分かれやすい年代でもあります。仲の良かった子がお受験組になって会話が合わなくなるといった、周囲の子たちと関係の変化も、つらくなる理由の一つです。

3. 周りの心情の変化をセンシティブに捉える

学年が上がって発達するにつれ、いじめや排除を受けているお子さん本人も、そうした「排除プレッシャー」を感じやすくなっていきます。

仲良しグループからの排除、クラスの文化に馴染めない、本人は悪気がないのに「あいつ空気読めないな」と言われる、そういった異質なものへの排除プレッシャーを本人が自覚して、ますます「学校へ行きたくないな」となってしまうのです。

小学校高学年:理由がはっきりしない場合

小学校高学年以降の年次でも、理由がはっきりしない不登校・登校しぶりが起こることがあります。

言語化する力はあるけれど、言語化できない・したくない理由がある
という場合が多いです。

例えば、

  • 親に「なんとなく学校が嫌だ」と言ったら「それは甘えだ」と言われて「自分でもそうだと思い直して反省している」→けどやっぱり行きたくない
  • 親や先生に「いじめとかあるわけじゃないけど、学校が嫌だ」と言ったら「先生が中学生の頃も同じようなことがあったけど、○○して頑張ったよ」と言われて「自分もそうやって頑張らないと」と思った→けどやっぱり頑張れない
  • 学校に行くとモヤモヤする→本当は人の輪に入っていくことが億劫だったり怖かったりするけれど、そう思うことは「学校の雰囲気的に良くない」と思ってしまっている

などです。

学校に行きたくない理由を言語化する能力は持っているけれど、主に周りの影響で「そう思う/言うことはよくないこと」とされていて、言語化することをためらったり、葛藤したりしている状態です。

どのように対応すればいいか①:相談されてすぐの場合

もし子どもが「学校が嫌だ」「学校に行くのが嫌いだ」と相談してきた場合、そのお子さんは色んなつらい過程を経て、やっと親御さんに相談しています。

ここでその気持ちを否定されてしまうと、それ自体が一番のショックになり、二次障害につながりメンタルの回復に時間がかかります。

ですので、下記を守ってください。

  • 子どもの気持ちを受け止めて「登校刺激をしない」
  • メンタルの回復を見つつ、何が嫌だったのかなど理由を聞いてみる
  • 理由が分かるようであれば、徐々に学校側へ配慮の依頼をする

どのように対応すればいいか②:学校が嫌な理由が分かってからの場合

  • 勉強が登校渋りの理由なのであれば、宿題の負荷を下げてもらい、授業だけでも出られるようにして、負荷を下げつつ学習機会を失わないようにする。
  • 人間関係や本人の心情が理由なのであれば、進級・進学して人間関係が変われば行けそうなか、進級・進学してからもダメそうなのかなどを見極めて通学・復学の方針を検討する。

話し合いの結果「学校へは行かない」となったけれど、本人の学習意欲はある場合は、学習機会は無くさないようご家庭と学校で連携することが大切です。

不登校時の学習機会確保の例)

  • オンライン教材を使用して家庭で勉強できるようにする。
  • プリントなどで学校の授業進度だけ教えてもらい、オンライン教材で学校の進度に応じた学習をする。

特に高学年の学習は、遅れが大きくなるとリカバリーが難しくなります。学習に追いつけていないこと自体が本人のプレッシャーになり、ますますリカバリーが難しくなってしまう、ということも起こりえますきので、不登校直後にまだ学習意欲があるようであれば、なるべくご家庭で学習機会を作れるように工夫していきましょう。

ただし注意が必要なのは、「学習に拒否感がある場合」です。

この場合は無理に勉強させようとすると、ますます拒否感が強くなり、それ以降長いこと学習意欲が戻らない、という事態を招きかねません。お子さんのメンタルが落ち着き、学習意欲が戻るまでは、保護者の方はゆっくり見守るようにしてください。

お子さんによっては、学習意欲がずっと出てこない場合もあります。それでも「将来のために勉強して!」というようなことは言わずに、何もせずに見守るようにしましょう。将来のためというのであれば、学校の勉強よりも、日常生活全般のスキルが身につくように、家庭で一緒に学んでいく方が優先度が高い場合も少なくありません。

まとめ

「学校が嫌だ」とお母様・お父様に相談してきてくれているというのは、それだけ信頼があるということでもあります。

その親子間の信頼感を大切にして、まずはお子様の話をしっかりきいてください。

そして、学校が嫌な理由がもし分からなくても「お腹が痛い」「癇癪が増えている」「よく眠れていない」などの身体やメンタルの不調が出ている場合は、「学校休んでもいいからね」の一言を伝えて頂けると良いかと思います。

学校の行き渋りについて、他にも下記のような記事があります。

「学校行きたくない」完全不登校になる前にできること:先輩ママ・パパのアドバイス集
いじめもなく、理由があるわけではなく、それでも「学校に行きたくない」時にどうすればいい?


ライター&調査:中里祐次

Branch代表。早稲田大学卒業後、㈱サイバーエージェント入社。子会社の役員など約7年勤めた後にサイバーエージェントから投資を受ける形で独立。自分の子どもがレゴが好きで、東大レゴ部の方に会いに行った時に目をキラキラさせていたのを見てこのサービスを思いつきました。好きなことは、漫画やアニメを見ること、音楽を聞くこと、サウナ、トレイルランニング、かなり多趣味です。Branchの子どもたちに鍛えられて子どもが好きな遊びはたいていできるようになりました。

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