
こんにちは。
不登校や発達障害のお子さんと保護者さんのための居場所、Branchコミュニティです。
「子どもが不登校になり、担任に相談しても何もしてくれない……」
そう感じると、保護者は大きな不安を抱えると思います。
「担任が何もしてくれない」と感じたときに保護者が具体的に取り組める方法と相談先をまとめました。
お子さんに、学校以外の「居場所」を用意してみませんか?
Branchコミュニティは、学校に行かなくても友だちができる、オンラインの居場所です。
不登校や発達障害の子どもたちが「好きなこと」を通じて自信がつき、社会とつながることを目指しています。
「担任が何もしない」と感じる理由は?

不登校になった子どもに対して、担任が動かないように見える理由はいくつか考えられます。
まずは学校側が持つ基本方針や、先生が戸惑っている背景を理解してみましょう。
学校側の基本方針と「登校させない」動き
最近は、不登校の子どもたちに無理に学校に来るよう促すことを避ける方針をとる学校が増えています。
むりやり登校させることが、かえって子どもを追い詰めてしまうケースが多いことが分かってきたためです。
そのため、先生から積極的に連絡をとらないこともあります。
また、不登校の子どもには一人ひとり違った配慮が必要だという考えも広がり、先生も慎重になっています。
そのため、保護者からすると「何もしてくれない」と感じてしまうことがあるのです。
担任教師も対処に戸惑っている可能性
学校の先生は、基本的に「学校の中で子どもを指導する」ことを中心に学んでいます。
でも、不登校の子どもへの接し方や、学校に来ていない子どもをどうサポートするかという知識は、あまり深くは学ばないケースも多いそう。
先生自身が「具体的に何をすればいいのか分からない」状態で、結果的に対応が遅くなってしまうこともあるのです。
まずは何をしてほしいかを明確に伝える
不登校の対応で大切なのは、学校に対して「具体的にどうしてほしいか」をはっきり伝えることです。
先生はもちろん、保護者自身も要望を文章にしておくと、お互いの理解が深まりやすくなります。
子どもの特性や状況を整理して伝える
お子さんが不登校になった背景として、発達の特性や人間関係でのトラブルなどがある場合は、まずそれを整理して担任の先生に伝えましょう。
例えば「大きな声や雑然とした環境が苦手」「クラスメイトとのトラブルがきっかけで教室に行きづらい」など、具体的に書き出しておくと話が伝わりやすいです。
口頭だけで伝えるより、紙にまとめることで先生側の理解も深まります。
特性に応じたサポートを希望するなら、「休み時間は別室で過ごせるようにしてほしい」などの要望を明確に書き込むといいでしょう。
不登校になった要因と要望をセットで提示する
原因と対策を切り離して伝えると、先生も「どう協力してよいか分からない」状態になりやすいです。
例えば「いじめが原因なら次年度は加害児童とクラスを分けてもらいたい」「本人が学校からの連絡を嫌がるなら、電話を控えてほしい」など、具体的な要望をセットにすることをおすすめします。
また、家庭側で「むしろ干渉しないでほしい」という考えの場合も、学校側に伝えないとわからないケースが多いでしょう。
まずは保護者が必要としているサポートの内容を、学校にしっかり伝えることが最初の一歩です。
担任が動かないときに検討したい相談先や手順

すでに担任の先生へ要望を出したけれど、反応が乏しい場合には、他のルートを探すことも大切です。
学校には様々な先生がいるので、複数の選択肢を持っておきましょう。
スクールカウンセラーや特別支援コーディネーターへの相談
担任の先生だけでは対応しきれないケースでは、スクールカウンセラーや特別支援コーディネーターに相談するのも効果的です。
カウンセラーは心のケア、特別支援コーディネーターは発達の特性やサポート方法に詳しいため、より適切なアドバイスをもらえることがあります。
特に、お子さんに発達の特性があり「大人数が苦手」「教室のざわざわした雰囲気を避けたい」などの場合は、このルートを活用してみましょう。
学校の規模によって人数は違いますが、多くの学校にカウンセラーや支援担当の先生がいます。
校長・教頭や養護教諭を交えたケース会議を設定する
担任の先生や学年主任と何度話しても進展が見られないなら、校長先生や教頭先生も含めた話し合い(ケース会議)を保護者側から提案する方法があります。
この話し合いでは、担任・保護者・管理職だけでなく、保健室の先生やスクールカウンセラーなど複数の専門家が集まり、子どもの今の状況と具体的なサポート方法を話し合います。
医療機関にかかっている場合は、診断書があると学校側も状況を理解しやすくなるでしょう。
こうした話し合いを通じて、学校全体でのサポート体制を整えることができます。
保護者同士のつながりや情報交換がおすすめ
学校や担任との話し合いは、時間も労力もかかるうえ、精神的にも大変です。
そんなときこそ、同じような経験をもつ保護者同士で情報交換する場があると心強いものです。
経験者から得られる具体的なアドバイス
不登校を経験した保護者に話を聞くと、学校との話し合いの進め方や、担任以外の頼れる専門家の情報などを具体的に教えてもらえます。
例えば「こういう書き方で要望書を出したら先生が動いてくれた」「特別支援コーディネーターを通したらスムーズになった」といった体験談は、実際に行動を起こすときにとても参考になります。
同じ経験を持つ仲間がいると、気持ちが楽になるだけでなく、困りやすいポイントや対処の方法も事前に知ることができます。
学校以外の「居場所」でサポートを得る
不登校に話し合えるオンラインのコミュニティや団体を利用するのも一つの方法です。
同じ悩みを抱える親子とのつながりは、自分の家庭だけでは気づかなかった選択肢や考え方に出会えるきっかけになります。
相談先を学校だけに限らず増やしておけば、「担任が何もしない」というもどかしさを一人で抱え込まずにすみます。
Branchのようなオンラインコミュニティでは、不登校や発達障害のお子さんとご家族が安心して過ごせる場所を提供しており、
不登校の辛さについての共感や、現状をよくする手立ての情報交換が行われています。
まとめ:具体的要望と相談先の確保が不登校対応のカギ
子どもが不登校になり、担任に相談しても何もしてくれないと感じたときは、まず「学校に何を求めたいか」を明確にするところから始めましょう。
担任だけで解決しづらい場合は、スクールカウンセラーや特別支援コーディネーター、管理職も交えた話し合いの活用を検討するのがおすすめです。
さらに、保護者同士で情報交換を行い、複数の視点や選択肢を得られるようにしておけば、対応の幅は大きく広がります。
必ずしも学校復帰にこだわる必要はありません。
お子さんの気持ちに寄り添いながら、その子に合った居場所や過ごし方を見つけていくことが大切です。
Podcastの紹介
この記事は、こちらのPodcastの内容を元に制作しました。ぜひ音声でもお聴きください。
パーソナリティの紹介
たこやき

不登校経験を持つ息子と娘がいます。Branchでは利用者でもあり、運営のお手伝いもしています。特性豊かな我が子たちと日々過ごす中で、今まで多くの方々に助けていただきました。Branchで絶賛恩返し中です!ゲーム、音楽、マンガ、時代小説、ラジオ好き。
中里 祐次

早稲田大学卒業後、㈱サイバーエージェント入社。子会社の役員など約7年勤めた後にサイバーエージェントから投資を受ける形で独立。自分の子どもがレゴが好きで、東大レゴ部の方に会いに行った時に目をキラキラさせていたのを見てこのサービスを思いつきました。好きなことは、漫画やアニメを見ること、音楽を聞くこと、サウナ、トレイルランニング、かなり多趣味です。
わっきー

様々な組織を通じて「ひとり親家庭や低所得家庭の子供達の学習支援/ソーシャルスキルトレーニング/サッカー部の外部コーチ/定時制高校・通信制高校の生徒のキャリア相談」などの活動を行う。「好き」というものは圧倒的に人を変化・成長させるものだと思っており、Branchでは全力で「好き」への向き合い方を子供・親御様と一緒に考える役割を担っております。どんなジャンルでも子供の「好き」にはアンテナを飛ばせます。好きなものはゲームとゾンビ。
「好き」で安心とつながりを育むサードプレイス
この記事を書いているBranchは、不登校・発達障害のお子さま向けの「学校外で友だちができる」Branchコミュニティを運営していて、以下のような特徴があります。
- 「学校行きたくない」という気持ちを抱え、家族以外の人との関わりが減ってしまった不登校のお子さま達が自分の「好きなこと」をきっかけに安心できる居場所や、友達ができるようなサービス。
- NHKや日テレなど多くのメディアにも紹介され、本田秀夫先生との対談や、厚生労働省のイベントの登壇実績もあり、サービス継続率は約95%以上。
- 小学校低学年のお子さまはもちろん、どんな子でも楽しく参加できるようにスタッフがお子さま一人ひとりに寄り添ったサポートを徹底。
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