保護者が子どもの不登校に直面すると、さまざまな問題に直面することがあります。
学校との連絡や学習のサポート、心理的なサポートなど、保護者は多くの面で子どもを支えなければなりません。
その中でも、不登校時には給食費の支払いに関する問題が浮上してくることがあります。
学校給食は子どもたちの健康な成長にとって重要な役割を果たしていますが、不登校の場合、給食費をどのように扱うべきかについて悩む保護者も多いのです。
給食費を止めるというのは「不登校します」と宣言するようで、実際には保護者の方々は非常に悩みます。
ただ、何年も食べていない給食費を支払い続けているのであればもったいないので、ご家庭で意思決定をして給食費を止めた方が良いでしょう。
この記事では、実際の保護者の体験談から、不登校時の給食費についての問題と対応策について考えてみましょう。
給食費の止め方
給食費を止める方法は、以下の手続きを行うことが一般的です。
- 学校に連絡する: 不登校の理由や期間を学校に正確に連絡します。
- 学校のガイドラインを確認する: 学校の方針や規定に基づいて、給食費の止め方を確認します。
- 給食費の免除や一時停止の手続きを行う: 学校の指示に従って、給食費の免除や一時停止の手続きを行います。
上記の手順に従って、学校や地域の指示に従いながら給食費の止め方を進めていきましょう。
ただ、ほとんどの場合は担任の先生など学校側の窓口の方にご連絡をすれば、必要な書類をもらい、それを提出することで受理されて終わりになる場合が多いです。
注意点
「止めたらもったいないですよ?」などと、もう一度学校に戻ってくるよう催促される可能性がある
学校の指導方針によりますが、教育機会確保法をあまりご存じなくて「子どもは学校に戻ってくるべき」という方針の学校の場合は、給食費を止める際も「学校に戻ってきませんか?」と引き止められる可能性が高いです。
前もって「給食費を止める」ときちんと意思決定した上で学校に連絡して、引き止められても断りましょう。
過去に給食費を払った分を戻すことはできません(返金)
コロナ禍での学校休校により給食費の返金などは行われた学校が多いですが、それ以外だとほとんどは過去に食べなかった給食費については返金されません。
学校に行かないと決めたら、給食費を止める連絡を早めにしましょう。
学校から「給食費を止めますか?」という通知は基本的に来ないことが多いです
引き落とされた後に「なぜ学校から通知が来ないのか」と憤る方もいらっしゃいますが、基本的に学校側から通知が来ることはありません。(一部親切な学校の場合、連絡来る場合もあります)
ご自身で気づかれて連絡するしかないので、学校に行かない意思決定をしたらご自身からご連絡しましょう。
給食費、PTA会費、教材費など、学校へお支払いするお金はどうされていますか?
次に、Branchの保護者の方々に「給食費、PTA会費、教材費など、学校へお支払いするお金はどうされていますか?」と質問をした内容を記載します。
- 給食費は免除の手続きをしました。急に食べたいと言い出しても用意出来るので大丈夫でよ、と言われています。
- ホームスクーリング予定なので学校と話をして支払わないことになりました。
- 給食費、PTA会費は払ってません(PTAは退会)。教材費は欲しいものだけ購入しています(当初全部買うか、全く買わないかの2択だと言われましたが、学校と交渉しました)。
- 給食費は止めました。たまに、学校に行くので他のは払ってます。PTAの中には、地域の祭りを担ってる方もいるし、地域の方々は祭りを盛り上げてくれる大切な仲間です。大変ありがたいです。
- 不登校になって間もないので、PTA会費や給食費はすべて支払っています。教材費は、年度の始めで相談できるタイミングがあれば購入しないことも考えています。
- PTAと教材費は払っています。PTAは今年も1年間登校しない状況だったら来年はお断りしようかと思っていますが、まだ完全不登校になり1年弱のため今年は払うことにしました。教材費は図工はオンライン授業で参加したり、ドリルもできるところはオンライン家庭教師で使ったりしているので、市販で買うより安価なので、今年もお支払いするつもりです。
- PTA会費は支払っています。教材費は基本止めて息子が興味がありそうな教材の時のみ支払っています。給食費は止めました(息子にお弁当にして欲しい!と言われていたし、完全不登校になったので)
- 中学校は支払いはなしにしてもらい、何か必要なものは実費で購入できるようお願いしました。昨年はどうしていたか、、、もう記憶にありません。。
- 給食は止めています。他は全て支払っており、使わなかったぶんは返金してもらっています。でも教材(テスト類など)は全部はもらえてない気がします。勿体無いと思いながらもどこかに期待があり止められません。
- 給食費はストップしています。学校側から「止められますがどうしますか?」と確認がありました。登校時に食べることがあっても、柔軟に対応できると言われました。
PTA、教材費は払っています。
教材は、使わなかったらメルカリで売ろう!近隣の子どもの居場所に寄付しよう!と思っているので、あまり気になりません。未使用でなくても、書きかけのノートや中途半端にやったドリルなども引き取ってくれるところを見つけてあります。
給食費と教材費は新年度が始まる前の1-3月に学校と話しておくと良い
最後に、Branchの保護者さんが新年度始まる直前の3月に投稿されていた内容を記載します。
これだけ言わせてください。
「新年度の給食費と教材費はこの時期に学校と話しておく」
教材費はもう間に合わない可能性もありますが💦
教材無しにすると、学校とのやり取りや保護者が行く回数が格段に減るのでストレスフリーです🏝️
あとから返金は先生の仕事も増えるし。
ドリルはいるけど図工などの材料はいらない、とかも聞いてもらえると思います。
実際Branchでは、この投稿を読んで多くの保護者さんが学校に連絡をしていました。
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