発達障害や不登校のお子さんが集まるBranchでは、様々な課題について話し合われています。
今回は「生活のモチベーション」についてです。
食べること、服を着ること、お風呂に入ること、日々の生活には様々なイベントがありますが、そういった一つひとつをこなすことがとっても難しいお子さんがいらっしゃいます。
生活すべてのことのモチベーションがない
偏食、小食に加え、歯磨き、着替え、お風呂、準備、片付け、切り替えなど生活のこと全てのモチベーションがなく、むしろマイナスで、「やらないよ」宣言、もはや2歳の弟の方がしっかりできていることが多いです。
今までもあれやこれや試してはだめで、不登校になった今、息子史上最高にできずモチベーションが低いです。
もう、小さい頃から日々本当に大変で、小3まで大きくなってしまった今どうしていったらいいのか困り果てています。
皆さん、どんな対応をされていますか?
偏食だけでなく、生活の一つひとつが大変だというお話です。
発達に特性のあるお子さんをお持ちのご家庭の場合、同様の課題がありそうです。
他の保護者さんはどのようにしているのでしょうか。
心身の疲れや不安が和らいだからか、最近なぜか自らやるようになった / とにかくなるべく期待せずに待つ
毎日のことだから、声かけなんかも大変ですよね、、、。
うちの兄弟も、それらはすごく苦手です。
うちの場合は、完全不登校になり、次男(小5)は4年目、長男(中1)は2年経ちました。
そして、なぜか2人とも最近になって、お風呂、歯磨き、着替えは自らやるようになりました。
もしかすると、心身の疲れや不安が少しずつ和らいできたのかな〜、と思って見ています。
でも、長男は片付け、準備や切り替えが。
次男は、偏食(歯医者も嫌がるのですが、これは感覚過敏も関係していそうです)が、続いています。
私がやったのは、とにかくなるべく期待せずに待つこととと、「お風呂ヤダ!」ってなったときに、「じゃあ、今日はパジャマに着替えるだけにしよっか!」と、子どもの要求をのむ日(のみつつパジャマには着替えはさたかった!笑)も作ってました。
あとは、お風呂の場合、「お風呂入りながら、冷たいアイスたべよーぜ!」には結構のってきました。
あとは、シャボン玉やゴーグル、浮き輪、シュノーケルなど、お風呂が楽しくなるようなモノを100均とかで探して、片っ端から試したりしました。笑
今でも、次男は浮き輪とゴーグルで、お風呂で素潜りを楽しんでます。笑 いろいろやった中でも、彼らにとって何が良かったのかは、さっぱりわからないし、何が参考になるかもわかりませんが、記してみました。
お風呂は入っても、次男は身体を洗いたがりません。歯磨きも、仕上げは断固拒否です。
でも、思春期の長男が、ようやくシャンプーを使うようになりまして。どうやら、カッコよく在りたい的なことみたいです(誰にも会わないのにですよ!?笑)。
その子その子で、やろうと思う時期があるのかもしれません。
歯はさすがに磨かないとヤバいので、月一で歯科健診へ通っています。 長々とすみません〜
あらゆるものを試した / 一緒に作る
まだ小さなお子さんがいらっしゃって安全を見守るだけで大変な時期だと思いますが、お兄ちゃんも手がかかって毎日本当に大変ですね。
うちもお風呂は力づくで連れて行っても脱走するわで、苦労してきました。 入らせるための仕掛けはあの手この手を使ってきたなあと思って、ちょっとプラスさせてくださいね。
お風呂グッズとしては、 お風呂用のキットパスとお絵描き用シート、壁に貼り付くスポンジのおもちゃ、お風呂ポスター、釣り、金魚すくい、ぜんまい式の船、水鉄砲などのおもちゃの他、 石油ポンプ(サイフォン式)、ホース、霧吹き、穴をあけたペットボトルなどなど‥ おもちゃに限らず使えそうな物は色々持ち込みました。
入浴剤もあらゆる種類を試してきました。中からおもちゃが出てくるのとか、泡風呂のジェルとか、色々ありますよね。 柚子湯も柚子を目の細かい洗濯ネットに入れて「もみくちゃにしていいよ!」と言うと喜んでやりました。
普通の入浴剤でも本人に選ばせると入る気になったり、濁り湯の時は中に隠れている物を当てるクイズをしてみたり。
お子さんと手作り入浴剤を作ってみるのもいいかも。市販のものでは、アヒル隊長がしばらく楽しめて良かったです。(下にリンク貼りますね。)
工作がお好きなら発泡スチロールとか牛乳パックで船を作るとか。それにゴム動力や水中モーターをつけたり。
脱衣所に興味のある内容のポスターを貼って、見ながら話しているうちに着替えさせちゃう、ドライヤーや歯磨きもそれを眺めながらおしゃべり、は今もやっています。
目に映ったものに捉われて、直前のこともすぐ忘れやすいのを利用してきた感じです。
お子さんにとって、少しでもお風呂が楽しい場所のイメージになるといいですね。
と、いっぱい書いてしまいましたが、かえって準備が大変になってしまっては本末転倒ですし、○○さんも無理なく楽しめる範囲で、どうか頑張ろうとか思わないでくださいね。
ま、昔の人はお風呂なんて毎日入らなかったと言うし、入らない日があってもそう気にしなくていいかな、と思いますけどね
【きき湯とアヒル隊長大冒険セット】https://www.amazon.co.jp/vdp/2ee26ee8f91d4702a744524bf7c5fc94?product=B09M3HRDPB&ref=cm_sw_sm_r_ib_mb_daChRmgGIzxlf
着替えの1ステップをなくす
色々と工夫されていてすごいですね。
お子さんたちの中でよい思い出になって残るんだろうなあと思います。
うちの小2も偏食です。 以前は色々食べさせようと手作りしては撃沈を繰り返していました。 今は食べられるものだけ食べてればいいか、と思い、食べられるものだけでローテーションしています。 ほとんど既製品…
たまーに、親が食べているものに興味を示して「おいしい!」となったり、「あ、これダメなやつだ〜」となったりしています。
挑戦するようになっただけいいか、と思っています。
お風呂も色々試して毎日入らせようとしていましたが、今は2日に一回入ればよし、たまに3日に一回になってもまあよし、としています。 におわないし、外に行ってないし…とか思って自分を納得させています。
うちは着替えもハードルが高いようで、最近、パジャマではなく、普段着で寝させるようにしています。
一日中パジャマでいる子を見ているのつらいなーと思ったのと、万が一、外に出るとなったときに「着替える」という1ステップがないと、より外出しやすいかなと思って取り入れてみました!
親の情緒の安定が子の情緒の安定につながるような気がするので、自分も大事にしようと思っています。
本人を認めつつ、どうしたら楽に生きられるか
日々お疲れ様です。
大変ですし心配になりますよね。
我が家も色々ありました。
保育園へ行っていた時夕方にはもうヘトヘトで機嫌も悪くお風呂も着替えるのも嫌がり日々大変でした。
今振り返ると、頑張らせてしまったこと悪いことしたなと後悔です。
お風呂を嫌がる時は洗面所で洗っていました。
お風呂とは違い狭い&非日常感が良かったのか洗面所なら喜んで洗えました。
朝は朝で洋服を嫌がったのでパジャマで登園してました。
気が変わった時に保育園で着替えていました。
理解不能な毎日で不安しかなかったのですが、、本人を認めつつ、どうしたら楽に生きられるかをもう少し早くに気づいて考えてあげられたら良かったなと後悔の連続ですが。
だからこその今があると思って、、学び直ししています。
日々落ち込むこともあるかもしれませんが陰ながら応援しています
まとめ
たくさんのやり方がありますが、まとめると下記のような形になるかと思います。
- 諦めることは諦める。お子さんにとって楽な方法、嫌がらない方法を探す。
- 試せるものは試す。何がお子さんによって「楽しい」「楽」なのかは分からない。
- 期待せずに待つ。お子さんにとって、やりだすタイミングが違う。
忍耐力が必要そうですね。
保護者さんのコメントにも書かれていますが「親の情緒の安定が子の情緒の安定につながる」ので、保護者の方が疲れすぎないよう、気楽に構えるのが大事そうです。
服を着替えないと行けない、毎日お風呂に入らないといけない、清潔であらねばならない、などの考えは「周りの目を気にしているだけ」ってことありませんか?そういう呪縛から離れて気楽に考えましょう。
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