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「これって過支援?」発達障害の子の新学期にモヤモヤする親の気持ち

新学期が始まり、発達障害 / 不登校のお子さんを育てている保護者の方たちは心がモヤモヤすることが増えているようです。

「子どものため」と思ってやっていることが「親が先回りをする事で子供の成長を妨げている」と言われてしまったり、新学期で学校とのやり取りが増えて辛い気持ちになったり。

この記事では、発達障害や不登校のお子さん向けのBranchオンラインコミュニティにて話し合われていた「新学期にモヤモヤしている保護者の気持ち」について記載していきます。

目次

必要な支援と、過支援の区別:先生の言葉にモヤモヤ

保護者

長年、習い事でお世話になってる先生がいるのですが、世間話から子育ての話になって「お母さんが子供に手をかけすぎると自立が遅くなる」という話をされました。

なんだか後から自分の事を言われている気がしてジワジワ来てます…
たまたま近所に開院した児童精神科の医師も、親が先回りをする事で子供の成長を妨げているというような事をSNSで発信しているのも見かけました。

保護者

うちの発達外来のドクターも、過支援は成長を妨げるとよくおっしゃいます。

でも必要な支援・配慮はすべきという考え方なので、「サポートが行き過ぎてないかな」といつも少し気に留めながら、しています。

保護者

私も過去に習い事の先生から似たようなことを言われて、わかってはいるけどその度に凹みました。

「ヘリコプターペアレントだと大学生頃に鬱になりますよ!」と言われたり。
精神科、先生によっておっしゃることが違いますよね。

今の主治医からは「その子によるけど中2ぐらいまでは親がある程度サポートしてあげて。学校や社会で出来ないことが増えて叱られ続けるより、親のサポートで楽しく過ごして自己肯定感を大切にしていきましょう。思春期になるとまた変わってきますよ」と。

保護者

癇癪やトラウマを防ぐための親が先回りが、甘やかしに見える、母子分離不安になっていると、教育相談センター担当者や、保育園の先生などに、言われてきていて、私の育て方がいけないのだろうか、と苦悩してきました。

保護者

私も何度も同じ様な経験をしてきました🥲

「自閉症っていわゆる経験不足なだけって聞いたよ〜。だから、守りに入らないで何でも経験させてあげてほしいな♡」

「子供が嫌がる場所をお母さんが遠ざけると、嫌な場所には行かなくていいんだなと子供が学習しちゃうよ。そんな時こそお母さんが積極的に行った方がいいよ!」

アドバイスのつもりで言ってくださってるのですが、モヤっとしたのを覚えています。

子どもによって先回りしないといけないところは個人差がある

保護者

息子の場合、先回りしないと癇癪に繋がったり、些細な事でもトラウマになってしまうから先回りは当たり前のようにやってしまってます。

それが日常的な苦しみでもあり、自分の育て方が悪いから今の状況になってるのかと私自身も子育てにどんどん自信がなくなって、自己嫌悪になってました。

世間一般の方からみたら、私の先回り対応はただの甘やかし過ぎな親に見えるのだろうと、久しぶりになんだかズーンと来てしまいました😅

保護者

必要だと思って先回りされてることは、必要なサポートだと思います。
本田先生も大変な事がわかっている場面は避けると仰ってますし。
必要な支援と、過支援の区別は難しいですが。

でも、どうしても、定形の子育てから見ると甘やかしに見えることはあるのかな、とは感じますが。

これからも支援しすぎに注意しながらサポートはしていくのが一番かな、と思ってます。

保護者

私も児童精神科を受診すると、いつもモヤモヤします。
先生の言ってることは先生として一般的な回答をしてるように感じてしまいます。凸凹の特性を持ってる子は、ある程度先回りが必要だと思います。

その子その子によって、先回りしなきゃいけないところは個人差がありますが、我が子の必要な先回りはお母さんが一番わかってると、私はおもってます。

私は、病院の先生のお話は自分にとって必要なところだけ掻い摘んで聞いてます。そうしないと、自分の心が折れそうで、自問自答のループにハマってしまいそうなので😅

保護者

私も最近接領域を意識しながらやってますが…そういうのを考える事さえ疲れてしまう時があります。

なんだか体は大きくなってるけど、身体的な能力は幼児のようでまだまだ日常的にサポートがないと難しい息子です。5歳の妹より出来ない事も多いです。それが周りには理解されないから辛いですね。

小3の子なら出来るであろう事が出来なかったりするので、周りから見えない凸凹は辛いなと改めて思いました。

保護者

世間一般や定型発達の子を育てた方には、甘やかし過ぎな親に見えるんだと私も何度も凹みました。

ママ友に「何で学校送迎してるんですか」とダイレクトに聞かれたり。

私は主治医の教え通り、中学生くらいまではある程度先回りも必要かなと思ってます。

その子により凹凸が違うので、その塩梅も難しいのですが。

子どもをよくわかっているのは親なので自分の直感を信じて一緒に前を向いて行きましょう☺️

保護者

同じ状況を、発達専門の先生方に話すと、

「それは、お母さんが大変になった経験からくる行動だから良いのですよ。
ASDの子には、成功体験を積ませることが大切。失敗から学ぶことはなく、トラウマになるだけ。
今より、もっと本人の体調ややる気に合わせた活動でいい。嫌なことに耐える練習は、本人が成長して、自分で好きなことのために嫌なことを堪えるのを選択したときで良いですよ。


などとアドバイスを受けます。

なので、高機能ASDの子のトラウマの積み重ねで、活動や外出が減っていく苦労の過程をリアルに知らない方が、一般的子育て論で、お母さんが子供に手をかけすぎない方がよい、話をされるのだな、と今では感じています。
見えないハンディキャップは理解されにくく、それが本人も親も辛い状況になるのだな、と。

保護者

私は一番最初にお世話になった児童精神科のドクターに、

「子供が嫌がることは全てやめてあげて。周りに色々言われるだろうけど、お母さんが一番我が子の事を分かってるから。誰に何を言われてもお母さんが思った様にしなさい。お母さんが正しいから。安心して過ごしていたら、子供は自分のタイミングで動き出すから。」

と言われ、それをずっと心の支えにしてきました。

モヤっとする時は先生のお言葉を思い出し、「これでいいんだ」と自分を納得・安心させています。

ほんとにこれでいいのかなぁ?と悩んだり、もっと良いやり方があるのかも…と思ったり、日々揺れてますが、最終的には、私を含め、ここにいるお母さん・お父さんのやり方が、「今その時」の最善なんだと思います😌

今は本人が困らない様に先回りや根回しをしていますが、永遠に同じやり方をする訳ではない(と思いたい😅)し、周りから見たら同じように先回りしてる様に見えても、100%先回りから80%先回りにしたり等、日々細かいところでゆっくりゆっくり変化し、チャレンジしているんだと思います😊

人の家の子育て、教育観に口を出さない

同じお医者さまでも違うことを言っていますし、ましてや習い事などの先生などは人によって全然違うことを言います。

そのような求めてもいないアドバイスをもらって、過支援なのかどうか保護者の方はいつもモヤモヤしながら悩んでいます。

一つ言えるのは、第三者の方(ご家族、ご友人、習い事の先生など)は「甘やかしすぎじゃない?」「それはやりすぎだよ」「もっと子どものやりたいようにやらせてあげなよ」などの言葉を保護者の方に言わないで欲しい、ということです。

シンプルに「人の家の子育てや教育観に対して、口を出さない方が良い」です。

この記事にも書いてあるように、保護者の方は分かった上で「これって過支援になってないかな?」とモヤモヤしているのです。

良かれと思って言っているのだと思いますが、その言葉が保護者の方を苦しめているのです。この記事を読んだ方は今すぐ人様の家庭の子育てに口を出すのはやめましょう。

発達障害や不登校の子の「友だちができる。安心できる居場所」とは?

Branchでも1つの解決策として、不登校・発達障害があるお子さま向けの「学校外で友だちができる」オンラインフリースクールを運営していて、以下のような特徴があります。

  1. 同じように「発達障害」や「不登校」で悩まれている保護者の方達がお悩みや困りごとを相談できる安心できるコミュニティや、家族以外の人との関わりが減ってしまった不登校のお子さま達が自分の「好きなこと」をきっかけに安心できる居場所や、友達ができるようなサービス。
  2. NHKや日テレなど多くのメディアにも紹介され、本田秀夫先生との対談や、厚生労働省のイベントの登壇実績もあり、サービス継続率は約95%以上。
  3. 小学校低学年のお子さまはもちろん、どんな子でも楽しく参加できるようにスタッフがお子さま一人ひとりに寄り添ったサポートを徹底。

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Branchオンラインフリースクールは1ヶ月無料体験ができるので、ご利用を迷われている方は一度お気軽に無料面談予約をお申し込みください。

「学校外で友だちができる」Branchオンラインフリースクール

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気になった方は、過去の記事もぜひご覧ください。

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 研修を受け、発達障害の特性にも理解があるスタッフが献身的にサポート

 自分の「好き」から 遊べるイベントが盛り沢山

 特性に沿ったお子さまのサポート方法をスタッフが一緒に考案します

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ライター/著者プロフイール

中里 祐次のアバター 中里 祐次 代表取締役

Branch代表。早稲田大学卒業後、㈱サイバーエージェント入社。子会社の役員など約7年勤めた後にサイバーエージェントから投資を受ける形で独立。自分の子どもがレゴが好きで、東大レゴ部の方に会いに行った時に目をキラキラさせていたのを見てこのサービスを思いつきました。好きなことは、漫画やアニメを見ること、音楽を聞くこと、サウナ、トレイルランニング、かなり多趣味です。Branchの子どもたちに鍛えられて子どもが好きな遊びはたいていできるようになりました。

会社概要

Company

社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


会社概要

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社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


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