こんにちは。
不登校や発達障害のお子さんと保護者さんのための居場所、Branchコミュニティ、保護者ライターの烏龍茶です。
子どもが学校に行かなくなったとき、どうしたらいいのか親は途方に暮れますよね。
学校の先生や、同じように不登校に悩む保護者さんから、「カウンセリングを受けてみては?」とアドバイスをされることもあるのではないでしょうか。
カウンセラーさんはどこで探すの?費用は?
今回の記事では、子どもが不登校である場合のカウンセリングにまつわる疑問点にお答えします。
不登校の悩みを持つ親子の心強い味方になってくれるカウンセリングはおすすめです。
お子さんに、学校以外の「居場所」を用意してみませんか?
Branchコミュニティは、学校に行かなくても友だちができる、オンラインの居場所です。
不登校や発達障害の子どもたちが「好きなこと」を通じて自信がつき、社会とつながることを目指しています。
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不登校のカウンセリングとは?
心の不調や悩みがあるとき、その解決方法としてよく耳にする「カウンセリング」。
カウンセリングを受けてみることは、親ができる不登校への対応の一つです。
カウンセリングでは、傾聴・悩み事の整理・子どもへの対応に対するアドバイス・プレイセラピー・心理検査などが行われます。
カウンセリングの目的と効果
カウンセリングには、どんな目的や効果があるのでしょうか。
不登校に限らず、カウンセリングを受ける背景は人それぞれですが、カウンセリングには「相談者が前に進むための力を引き出す」ことが共通の目的としてあります。
カウンセリングを受けることで、次のような効果があるといわれています。
:自分の感情や思考・行動パターンを振り返ることで、自分自身に対する理解を深める
:自分ひとりでは気づかなかった視点や考え方を知ることで、自身が抱える悩みや問題について深く理解したり、整理をすることができる
:第三者に話すこと自体がストレス発散になったり、共感してもらうことで孤独感や閉塞感を和らげることができる
:具体的な課題に対して、どのようなアプローチや選択肢があるのかを知り、対処方法を一緒に考えることができる
【注】ここで挙げている例は一例です。カウンセリングにおける気づきは人それぞれです
カウンセリングを受けたことで、親子関係が改善したり、心が元気になったという経験談は、Branchコミュニティのなかでも多く寄せられます。
そうした経験談からは、継続したつながりのなかでカウンセラーさんと信頼関係が生まれていることが伝わってきます。
「話をして思い切り泣いてスッキリした」「過去のトラウマに向き合って自分のことに気づいた」「子どもへの対応がわかった」など、カウンセリングの効果はさまざまですが、とかく孤立してしまいがちな不登校に向き合うとき、定期的なカウンセリングが心の安定につながっていることは、見逃せない効果ではないでしょうか。
ついつい子どもや夫、親を優先する癖がついていました。(今もか)
昨年末、本当に心から嫌なのに相手の都合を優先して要求を受け入れる自分が嫌いで嫌いで、涙が止まりませんでした。
その後カウンセリングに通って、嫌なものは嫌だと言えた時、こうしたい、こうするんだと自分の決断を貫けた時に「あーやっと私が私を大事にしてくれた」って思いました。
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カウンセリングを受けられる場所・費用
カウンセリングはどこで受けることができるのでしょうか。
不登校の場合、次のような場所でカウンセリングを受けることができます。
1.スクールカウンセラー
2.教育支援センター
3.役所の子育て相談窓口
4.医療機関(心療内科・精神科など)
5.民間のカウンセリング(「○○心理相談室」「カウンセリングルーム」など名称はそれぞれ)
受けられるカウンセリングの回数や頻度、費用が異なるため、資格や実績、口コミなども参考にしながら、じっくり場所選びをするとよさそうです。
最近では、気軽に受けることができるオンラインサービスも。
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スクールカウンセラー・教育支援センター
学校現場の実情を踏まえて話をきいてもらえる強みがあります。学校に常駐していることは少なく、担当のスクールカウンセラーが学区を巡回してくるなど、自治体によって運営もさまざま。
インターネットや電話でスクールカウンセラーに相談できる体制が整っている自治体もあり、学校関連の場所に行きづらくなっている場合に便利です。
基本的に無料で利用できることが多く、初めての相談先になりやすいでしょう。
私も受けていますが、登校しぶりに対する改善策をいろいろと考えて下さりました。学校の行事、システムを熟知されており、担任の先生と連携して下さるのは有難かったです。
学校専属のカウンセラーさんの強みかもしれません。
一方でこのような声も…
まず、スクールカウンセラーに相談しました。しかし、カウンセラーさんが学校寄りの方だったので学校に戻す以外の選択肢を教えてもらえることがなく、辛くなり数回でやめました。
医療機関
医療機関につながっている場合は、担当医に相談してみるといいでしょう。
医療機関で受けるカウンセリングは、利用する病院・クリニックや相談内容、保険適用の有無によって費用が異なります。
自治体の子ども医療費助成制度を利用できる場合も。
児童精神科で心理相談を受けていました。市の医療費助成制度が利用でき、1回500円で助かりました。そこで心理検査も受けましたが、心理士と主治医で連携ができるのは医療機関でカウンセリングを受ける良い点だなと思いました。
民間のカウンセリング
民間のカウンセリングは、得意分野や専門性で選ぶことができるといったメリットがあります。異動や配置換えがなく、つながりを維持しやすいことも特長のひとつ。
行政サービスや医療機関での利用に比べて高めの価格設定で、数回のカウンセリングがプログラムになっているなど独自の取り組みも。
オンライン相談も増えており、初回無料で受けられることが多いです。
心理士のカウンセリングは、大きめの病院は常駐していて、希望すれば受けることができますが、「今予約枠がいっぱいで新規はとっていない」と何度か断られたこともあり、そうすると民間のカウンセリングを探すことになります。
私は、色々渡り歩いた結果、オンラインカウンセリングの心理士さんが1番あっていたので、週1、30分を自費で受けています。(一部抜粋)
カウンセリングは誰が受ける?子ども?それとも親?
不登校である場合、誰がカウンセリングを受けるとよいのでしょうか。
子どものカウンセリング
まず、不登校である子ども本人が受けることが考えられます。
お子さんの年齢によって、実際にカウンセリングでどのようなことをするのか問い合わせてみてもいいですね。
自分の気持ちを言語化することが難しい年齢では、遊びを通じて信頼関係をつくるところからスタートするケースが多いようです。プレイセラピーや箱庭療法が受けられる場合も。
また、お子さん一人で不安なときは、親子が同席してカウンセリングを行うこともあります。
カウンセリングについて、本人から「人が怖い、視線が怖い」という発言が聞かれ、民間のカウンセリングをはじめました。まだ、児童精神科の受診には至ってません。
民間なので、自費診療ですが、本人はカウンセラーの先生に会うのが楽しみで、続けています。本人が、悩みを表現するのがまだ未熟な年齢なので、親が補足したりしてますが、本人の「不安」を言語化して、こう言ってみたらのSSTみたいなことをしています。
言語化するのがまだまだ、未熟ですが、自分を知る作業をゆっくりペースでしている感じです。
(一部抜粋)
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子どもが受けられない場合
子どもがカウンセリングを嫌がる場合は、どうしたらよいでしょうか。
注意したいのが、子ども自身に「誰かに悩みを打ち明けたい」「話を聴いてほしい」と思う気持ちがないまま、無理やり受けさせることです。
人と話すことは大きなエネルギーを使います。不登校の状態は、そのエネルギーを使い果たしていることも多いです。カウンセリングをすすめる際は、子どもの様子をじっくり見極め、タイミングを慎重に考える必要がありそうです。
親子で小児科の心理相談、スクールカウンセラーさんの面談を受けたことがあります。カウンセラーさんの問いかけに対してなかなか言葉が出てこなくて、親がやきもきして先に話してしまうことも。本人の口から言葉が出てくるのを待つのが難しかったです。
子どもがカウンセリングを受けられない場合、親が代わりに受けるケースもあります。
実際に、Branchの利用者の経験談では、こうしたケースがとても多い印象です。
子どもがプレイセラピーを受けている間に、別室で親がカウンセリングを受けるなど、親子でカウンセリングを活用している例も見られます。
親のカウンセリング
不登校について相談すると、「子どもを変えようとするより、まず親が変わることが大切」と言われた経験がある方も多いのではないでしょうか。
子どもが不登校になると、親はこれまでの親子関係だけでなく、自分自身の生い立ちや過去の体験に向き合う機会が増えます。
これは精神的に辛く難しい作業ですが、そんなときにカウンセリングは心強い味方になります。
考え方や生き方を変えるのは簡単ではありません。しかし、カウンセリングを通じて自己理解が深まることで、結果的に「親が変わる」を実践できたという声も多く聞かれます。
カウンセリングを受けるときに大事にしたいこと
カウンセラーさんとの相性
具体的なアドバイスを期待していたのに、「話を聴いてくれるだけで終わった」と感じたり、共感が得られず「話しても疲れるだけだった」と感じる場合もあります。
ですので、カウンセラーさんとの相性はとても大切です。話していて安心できるか、共感を感じられるかを確認しましょう。
複数の場所を利用するときの注意点
複数の場所でカウンセリングを受けると、さまざまな視点やアプローチからサポートを受けられるため、自分に合った方法を見つけやすくなります。相
性を比較したり、特定の悩みに特化した専門家に相談できる点も魅力です。
一方で、複数のカウンセラーさんに話すことで情報が分散し、自分の状態や進捗を一貫して把握しにくくなる可能性があります。また、時間や費用の負担が増える点にも注意が必要です。
まとめ
不登校の悩みは、家庭だけで抱え込まず、専門家の力を借りることで新しい視点や解決策が見つかることがあります。
カウンセリングは、子どもや親が自分自身を見つめ直し、心の安定を取り戻すための大切な手段です。
まずは身近な相談窓口に問い合わせてみましょう。
- 学校のスクールカウンセラーに相談する
- 自治体の教育支援センターを調べる
- オンラインカウンセリングを試してみる など
私自身も、これまでスクールカウンセラー、医療機関の心理士相談、民間のカウンセリングと、さまざまな場所を利用してきました。
モヤモヤを一緒に交通整理してくれたり、とりわけ特性への理解・対応については多くの気づきがあり、不登校の日常が良い方向に変化したのはカウンセリングのおかげだと実感しています。
大切なのは、無理をせず自分たちに合った方法やペースでサポートを受けること。
ひとりで悩まずに、一歩を踏み出してみませんか。
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この記事を書いているBranchは、不登校・発達障害のお子さま向けの「学校外で友だちができる」Branchコミュニティを運営していて、以下のような特徴があります。
- 「学校行きたくない」という気持ちを抱え、家族以外の人との関わりが減ってしまった不登校のお子さま達が自分の「好きなこと」をきっかけに安心できる居場所や、友達ができるようなサービス。
- NHKや日テレなど多くのメディアにも紹介され、本田秀夫先生との対談や、厚生労働省のイベントの登壇実績もあり、サービス継続率は約95%以上。
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